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台東薪能へ 着物コーデ

本日は浅草の台東薪能へ参ります。
能観劇は2回目。以前は10月の宝生能楽堂に。
その時は、見事幽玄の世界に引き込まれて…
魂は現世から離れて…
寝てました。←

今回は9月初旬という微妙な時期の、屋外座席というまったく違うシチュエーションでの能観劇コーデをビルドしていきます。

参考:宝生能楽堂 10月公演の着物コーデ

着物:小紋 黒地に竜田川文様
半衿:白地に緑の牡丹唐草文様
帯:九寸名古屋帯 焦茶地に鳥獣戯画文様
帯揚げ:綸子 金赤色
帯締め:龍村裂小田巻付き丸組紐 煉瓦色
草履:龍村裂鼻緒草履

まだ着付けも下手で帯揚げなどがうまく結べなかった頃です。(言い訳)

右も左も分からずに着て行きましたが、素人の、特に関係者でもなく、初めての観劇にしては遠からず、なコーデではなかったかと思います。

今回は薪能。しかも予想気温30℃

着物ジャンルを決める「夏物か単衣か」

9月に入ると単衣の季節です。とは申しますが、どちらか呉服屋さんがYouTubeで仰いました。

8月31日と9月1日で気温が変わるってことないですよね。

と。至言ですね。

今日はお日柄もよく開演時間の予想気温は30℃。まごうことなき夏です。ということで着物と帯は夏物でOK👌

着物の格、柄行を決める。

格は高めで、演目に因んで。

先だって拝見した、増田朋美様の記事より引用しますが、とても参考になります。
しかしながら当方夏物の訪問着や付け下げは持っておらず、自治体主催の文化啓発活動の公演なので、カジュアルめに絽小紋か正絹縮にさせていただこうかと。
海外でいうとオペラに例えるならば、こういう時に紬の訪問着なんていう洒落ものが出番なのでしょうね。(沼)

演目に因む。とても良いと思います。そういうの大好きだ。
しかし…

  • 半蔀(源氏物語「夕顔」のお話)

  • 附子(定番の狂言)

  • 船弁慶(義経逃亡のお話)

うーんどれも因んだアイテムがありません。
いや一つだけありました。御所車と扇に秋草柄の小紋です。

帯は、でかい百合の描かれた染め名古屋帯にします。
最近購入したもので出番が欲しい…。
今回は夕顔に寄せるなら、物語の季節は夏から秋にかけてなので、こじつけですが、背景の一つということで。

他、小物類は追々。

夕顔の花の着物ってあるの?

夕顔ってどんな花だっけ、昼顔もあるよね(あのドラマ好きだったわ)、夜顔もあるのか…
毒のあるのはチョウセンアサガオか、夕顔の実がかんぴょう巻きのあれなんだ!
などなど、検索しているといろいろ出てきます。

「夕顔 着物」で検索したらありますね。どれも素敵やん…
どうやら着物の柄でも源氏物語由来の様子。源氏物語の柄は通年OKなの?じゃあ澪標の絵の色留袖もいつでもOKなのね。

どこかで引いたおみくじで、「夕顔」が当たって、あなたは夕顔のようなモテ女人生を歩むでしょう的な内容だったのを思い出しました。
夕顔って、たおやかでかよわくて、かそけき何かってイメージだったんだけど、確かに当代ツートップの貴公子を虜にしたの魔性だな、ってそのとき気づきました。

着姿は後に追記いたしますね。

ではまた。

着姿です。

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