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軽いきもちで仏像と季語

こんにちは。

あたたかくなってきて
愛亀チリちゃんと散歩できるのを
楽しみにしているちりです😊

さて、先日、
図書館でこんな本を借りました。

仏教徒でもないし、
仏像好きでもないのですが
アートとして面白そうかなと思い、
ふらっと借りてみました😆

そんな軽い気持ちで読んでみると
意外と仏教が身近だったり、
季語にも関係してると分かりました。

何だか嬉しかったので
学んだことをまとめてみます。


お寺と神社の見分け方

お寺と神社の違いをご存知ですか。

お正月には神社へ初詣、
大晦日にはお寺の除夜の鐘を聞き、
なんてことしてても、
よく違いを知りませんでした。

それもそのはず。

明治に神仏分離令というのが出されるまで
お寺も神社も一緒だったとか。

そのため、鳥居や狛犬のあるお寺や
仏像のある神社もあったりするそうです。

当書で書かれている
簡単な見分け方はこちら。

お寺
・仁王様のいる山門がある
・お墓がある
鰐口わにぐちがある

神社
・鳥居がある
・狛犬がいる
・鈴がある

ウェッジ.「仏像イラストレーターが作った 仏像ハンドブック」. 田中ひろみ, 2020, P26

なるほど。

これを知って、
少し賢くなった気がします😊

では、
本来お寺にあるはずの仏像って
誰なんでしょうか?

これは仏教の開祖である
「釈迦」がモデルだそうです。


釈迦って何者?

紀元前5世紀頃、4月8日に
ネパールの国境近くで、
母の右脇*から釈迦が生まれたそうです。
*貴族階級は脇から生まれるとされているそうです。面白いですね。

これを「仏生会ぶっしょうえ」と言い、春の季語です。

仏生会(晩春)
旧暦の四月八日、釈尊の誕生の日の法会。美しく飾った「花御堂」をしつらえて、その中に安置した誕生仏に杓子で甘茶をかけて祝う。新暦になってからは桜の時期と重なるので「花祭」ともいう。

きごさい歳時記「仏生会

この季語も行事も初めて知りました。

甘茶ってどんな味なのか、
気になります✨

さて、このお釈迦様。

生まれてすぐに7歩あるき、
右手で天を、左手で地を指さし、
天上天下てんじょうてんが唯我独尊ゆいがどくそん」と言ったそうです。

いきなり歩き出すって、すごい子供!

こんな感じです。

生まれてすぐのお釈迦様のイメージ図。
Photo by kabita Darlami on Unsplash

それで、天上天下唯我独尊って何?

weblio辞典によると
「人として生まれた者は、ひとりひとりが尊い」
ということだそうです。

なんて、いい言葉😃✨


釈迦は修行を続け、
35歳で悟りを開き、仏陀ぶっだとなります。

そして、80歳のある日、
生まれ故郷に行く途中に食べた茸料理で
食中毒になってしまいます。

激しい下痢でも旅を続け、
川のほとりまでたどり着きますが
2月15日、沙羅双樹の元、
北枕で右を下にして亡くなりました。
(これを涅槃ねはんと言うそうです)

そこに、
亡くなった釈迦の母が天からやってきて、
釈迦に薬の入った袋を投げました。(投薬の由来)

その様子を描いたものを
涅槃図ねはんず」と言い、春の季語です。

涅槃図(仲春)
釈迦が沙羅双樹の下に入滅した日にちなむ法要。旧暦の二月十五日であるが、新暦の二月十五日あるいは三月十五日に執り行われる。各寺院では涅槃図を掲げ、釈迦の最後の説法を収めた「遺教経」を読誦する。参詣者には涅槃だんごなどがふるまわれる。

きごさい歳時記「涅槃図

麒麟先生がよく詠まれる季語で
なんだろうとずっと思っていました。

ここでようやく解決です👍

当書で絵についての簡単な説明もあり、
面白そうだったので、
いつかじっくり見てみたいですね✨


大仏って何者?

そんなお釈迦様をモデルにした仏像は
全国あちこちにあります。

その釈迦の身長は
1丈6尺(約4.8m)あったと伝えられており、
立って4.8m、座って2.4m以上の仏像を
「大仏」と言うそうです。

つまり、あの有名な奈良の大仏や
鎌倉の大仏が「釈迦」なんですね!

ちょっと感動😃✨

学校で習いましたっけ?🙄

次に大仏を見るときは
違う目で見られそうです。

ちなみに、
観音菩薩(例えば、千手観音)は
出家前の王子だった頃の
釈迦がモデルだそうです。

そして、
この観音菩薩の縁日があるそうで、
それを「四万六千日しまんろくせんにち」と言い、
夏の季語だということも知りました。

四万六千日(晩夏)
観音様の縁日。功徳日は百日功徳、千日功徳といろいろあるが、とくに七月九日から十日にかけてお参りすれば、四万六千日分の功徳があるとされる。この日、東京浅草の浅草寺では鬼灯市が立ち並び、多くの参詣客でにぎわう。

きごさい歳時記「四万六千日

これも興味のある行事の1つで
いつか行ってみたいですね✨

仏像アートについて知るつもりが
意外と新しい季語を学べました😊

まだまだ書きたいことがありますが、
だいぶ長くなりましたので
ここまでにしたいと思います。

どなたかがへぇ〜と
思ってくださっていたら嬉しいです。

ここまで読んでくださった方は
どうもありがとうございました。

Photo by hidefumi ohmichi on Unsplash

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