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「CHILLNNから旅行の新しい選択肢を届けるプラットフォームをつくりたい」CHILLNN社員インタビューNo.1_CS/事業開発 佐々木みいむ

佐々木みいむ
1992年生まれ。京都府京都市出身。2015年総合デザイン会社にディレクターとして従事。
結婚出産と生活での変化に伴い、ITインフラ兼デザイン会社の広報に転職。その後2023年9月にCHILLNNに入社し、現在CS業務と新規事業戦略立案に励んでいる。

CHILLNNのメンバーを紹介する社員インタビューシリーズVol.1は、今年9月に入社、子育てをしながら、CSとtoC向けの新規事業開発のプロジェクト担当として活躍している佐々木みいむさんに、これまでの経歴、CHILLNNのお仕事の内容、子育てと仕事の両立などについて、お話をうかがいました。


デザインの力でクライアントの課題を解決することに大きな可能性を感じていました

ー水星に入社するまでのご経歴について教えてください。

大学卒業後、新卒で全国に拠点を持つ総合デザイン会社に入社をして、ディレクターの仕事をしていました。新規営業からディレクションまでを一貫して担当するというスタイルで様々な業種のクライアントのブランディングやプロモーションのための媒体の制作を手掛けておりました。制作物はWEB、動画、紙と媒体を問わず、デザイン出来るものはなんでも手広くやっていたかたちです。

ーデザインの領域のお仕事を選ばれたのは何かきっかけがあったのでしょうか?

大学で言語学を専攻していたのですが、私はその中で逆に非言語の領域に関心を持ちました。分かりやすい例としては、道路標識やトイレの目印などに広く使われているピクトグラムなどがあるのですが、誰が見ても直観的に伝えたい内容を伝えることが出来るデザインの世界に魅力を感じました。新卒で前職の会社を選んだ理由は、「クライアントの課題を解決するためにデザインがある」という話を聞いて、そこに大きな可能性を感じたからです。

前職の会社はフレッシュで勢いのある会社で、クライアントの課題解決に繋がることであれば、前例のないような提案でも歓迎されるカルチャーがありました。例えば、ブライダル企業のWEB制作のコンペがあった際に、新卒の社員が「WEBを変えたからって、私はこの式場で挙式をしたいとは思いません、根本を変えるために式場の中身から変えませんか?」と提案をして、ブランディングからWEB制作までを受注したというようなケースもありました。目先のクライアントの依頼のみに応えるのではなく、根本的に課題になっていることを元に提案内容を考えるので、本質に向き合って仕事が出来ると思って入社を決めました。

ー前職のデザイン会社のお仕事で特に印象に残っているプロジェクトはありますか?

社会福祉法人のクライアントの採用広報のプロジェクトを担当したことがありました。障害のある方々の支援をする施設で新卒の社員を募集したいということだったのですが、社会福祉法人というと中々新卒の就活市場で働くイメージを持ってもらうことが難しいという課題がありました。
はじめに、合同説明会に出展する上で何人を集客してそのうち何人を面談に誘導するというKPIを一緒に設定して、そのための打ち手を考えました。ヒアリングを重ねる中で、その施設のご利用者が、自身の抱えている障害を個性として捉えてポジティブに社会参加する方法を考えている様子が見えてきて、障害のある方々に対して、一人の人間として向き合っている点が素敵だと思いました。そこで、この施設と仕事の魅力を伝えるためには、まずは、どんな方々が利用をされていて働かれているのかということを知ってもらうことが大事だと思い、広報媒体の写真撮影ご利用者の方々にお願いをしたんです。皆さんに写ルンですを配って、1日の様子やこの施設で働く人にここを見て欲しいという場面を撮って欲しいとお願いをして、その内容をパンフレットにまとめました。広報媒体自体をご利用者様と一緒につくることで、一方的に「助ける」という姿勢ではなく、ご利用者様も施設をつくっていくチームの一員として考えているというメッセージを打ち出すことが出来た結果、そこに共感してくれた複数の社員の入社に繋げることが出来ました。
訴求の方法を工夫することで、元々最終的にターゲットにしたいと考えていた大手企業や総合職の志望者にも関心を持ってもらうことが出来た事例です。

その他、規模の大きなものでは、総合病院のHPを総改修や専門学校のパンフレットのリニューアルなどがありました。単におしゃれなものをつくったらいいという訳でもないので、クライアントが抱えている課題を一つ一つ掘り下げて、デザインを通して提案出来ることを考えていました。

CHILLNNでは、子育てをしながら、BtoB SaaSのCSとBtoCの新規事業開発を担当

ーデザイン会社で経験を積んだ後にCHILLNNで働くことになるまでの経緯を教えてください。

新卒で入社したデザイン会社には、間に2度産休・育休を取得しながら、計7年程度勤めていました。
2022年に退職をした後に、一時期京都のIT企業で広報職をやっていたのですが、環境が合わずにすぐに退職をして、次に挑戦出来る場所を探していたところ水星の代表の龍崎翔子さんのInstagramのストーリーズ投稿を見て、CHILLNNのことを知りました。龍崎さんのことは以前から注目をしていました。
元々デザインやブランディングに関わる人の情報を見るのが好きでそうした観点から翔子さんのこともフォローし、翔子さんの出演されたメディア視聴や講演に参加したりと事業に対する姿勢や考えに深く共感していました。CHILLNNのことは、はじめは全く知らなかったのですが、水星グループの取り組みであれば、面白いことをやっているに違いないと思って、エントリーしました。

ー実際にCHILLNNのビジョンや事業内容を知ってどのように思いましたか?

観光業界はこれまで馴染みのない領域ではあったのですが、はじめに目指しているところや提供しているサービスの内容について分かりやすく教えてもらったので、スムーズに理解することが出来ました。事業という点では、これまではクライアントからの要望に応じて制作物をつくる仕事をしていたので、CHILLNNでは、自社プロダクトがあるという点に大きな魅力を感じました。

ー現在、CHILLNNで担当しているCSのお仕事の内容について教えてください。

現在CHILLNNのSaaS事業のCS担当として、クライアントの新規開拓営業から、利用されている施設様のサポートも行っています。さっそく新規見込み客への提案などにも挑戦させていただいているのですが、元々営業の仕事が好きなこともあって楽しくやらせてもらっています。

CSの業務については、CHILLNNの中でマニュアルが整備されていて、入社後に2週間の研修を受けるのですが、業務の内容が体系的にロジカルにまとめられているのでキャッチアップしやすかったです。
これまでは「自分の頭で考えろ」というカルチャーの環境で育ってきたので、「徹底的に言語化して、属人化を廃す」というCHILLNNのカルチャーに圧倒されました。これから私もこのCHILLNNカルチャーを引き継ぎつつ、さらにCS組織を進化させていけるように挑戦していきたいと思います。

ーお仕事と子育てを両立しているとのことですが、CHILLNNでの働き方についてお話を聞かせてください。

現在、3歳と5歳の子育てをしています。
1日の流れをお話すると、朝に子どもを保育園に送迎して、基本的には定時であがって子どもを迎えに行くというかたちです。全体の定時は9:00〜18:00なのですが、子どもの送り迎えに合わせて部分的にフレックス勤務を認めていただいています。私が入社した段階で、CHILLNNでは子育てをしている社員さんは一人もいなかったので、どのような配慮があると働きやすいかということを必要に応じてマネージャーに相談しながら一緒に制度を整えています。一緒に働くみなさんは、子育てに対して理解しようとしてくれるので、働きやすいと感じています。マネージャーからは「働きやすい環境をつくるためにどんどん提案してください」と言われています。

入社前はもちろん不安なこともあったのですが、「働くとしたらこういうサポートは必要です。それでもいいですか?」と入社前にはっきりお伝えした際に、真摯に向き合って私のために制度を整えていただいたので、この環境であれば安心して挑戦出来ると思いました。

CHILLNNから旅行の新しい選択肢を届けるプラットフォームをつくりたい

ー最後に、CHILLNNの新規事業としてtoC向けのメディアを企画していて、そのプロジェクトの担当もされていると聞いたのですが、具体的な取り組みの内容や今後の展望について教えてください。

実は今も一部のCHILLNNご利用施設様をまとめたキュレーションサイトがあるのですが、そちらをリニューアルするかたちで、OTA化してメディアをつくることを企画しています。具体的な中身については今検討している最中なのですが、戦略としては、旅行をするユーザーが今の大手のOTAで宿泊施設を探す前の段階で見ていただくメディアをつくりたいと思っています。

一般的にユーザーがOTAで宿泊施設を探すのは、ある程度旅行の内容が決まった後が多いと思うのですが、もっと前段階で、そもそもなんで旅行に行くのか?やどんな媒体で情報収集をするのか?というところを切り口に、CHILLNN施設の魅力をユーザーに伝えていくことが出来たらと考えています。

CHILLNNの強みとして、既にSaaSをご利用いただいている魅力的な施設様が何百施設という単位であるので、OTAを立ち上げる際にコンテンツを確保しやすいという利点はあるのですが、直接予約とは異なるOTAとしてどのようなUI・UXであれば独自の体験価値を提供できるのかを考えるのは中々悩ましいところです。
ユーザーの体験として思い描いているのは、他のOTAにはない、CHILLNNならではの出会いや発見を提供出来るメディアをつくり、旅行の新しい選択肢を届けたいと思います。
そして将来的にはミシュランのように掲載される側、閲覧する側どちらにも信頼されるCHILLNNというブランドが確立すると嬉しいなと思います。

既存のキュレーションサイトのユーザー様にインタビューをしたところ、元々旅やホテル選びに強いこだわりはなかったけど、一度CHILLNNのサイトをつかってホテルを選んだところ忘れられない旅になったから、その成功体験から継続して使っているという興味深い意見を聞くことが出来ました。これを受けて、元々そこまで旅にこだわりのない人に「こういう旅があるんだ」「旅って楽しいな」と思ってもらえるきっかけをつくることが出来たらいいなと思っています。
また、同時にホスト側にもマッチング及び送客という形でのサクセスにも繋げられたらと考えています。CHILLNNをご利用いただいている施設様の中には、ゲストにこういう体験をして欲しいという熱い思いを持っているオーナーさんがたくさんいらっしゃるので、思いを持ったオーナーとゲストをマッチングさせることも意識しながら挑戦していきたいです。CHILLNNの持ち味を大切にしながら、toCのサービス、toBのサービス、どちらも利用する人の心が見えるサービスに出来たらいいなと思っています。

以下のnoteで私が実際に取り組んでいる内容について深堀りしておりますので、ご興味あれば見てみてください!

TEAMMATE VOICE
BtoCの新規事業は数年に渡り頓挫してきたプロジェクトです。佐々木さんはそのプロジェクトを熱量高く意見をみんなにぶつけながら、推進してくださっていて、本当に稀有な存在だと思っています。彼女の熱量に呼応する形でCEOの永田やメンバーのプロジェクトへのコミットメントがうまれているように感じています。また、感性も豊かでユーザーの感じ方を設計していくような部分も今後力を発揮してくれるのではないかと期待しています。

落合拓史 / CHILLNN ジェネラルマネージャー

執筆/写真:金井塚 悠生

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