自然災害と地名

西日本、とりわけ広島で水害により多くの方が命を落としているニュースをひんぱんに見ます。

4年前にも広島市内で水害が起きており、先進国日本において、この惨状が繰り返されるのはなぜ?原発再開より先にやることがあるのでは?と憤りを覚えます。

4年前に水害を受けた広島市安佐南区八木地区。この地域は昔、蛇落地悪谷と呼ばれており、災害が起こると蛇が通った跡のようになる谷、という先人の記憶が込められていたそう。

現在は広島市安佐南区八木○丁目、という表記になり、過去の地名について知る住民は多くないのかもしれません。

元々扇状地に作られた広島の町は、山からたくさんの水が流れ海に注がれてできた土地にあり、山沿いに開発された住宅地はテレビで見ていても危険に見えます。

人口が増え安易に山を拓いて町を作り、先人の知恵を無視すると、このような事態を招きます。これは東日本大震災でも経験されたことであり、いつまで同じような人災を繰り返すのでしょうか。

千葉でも地震が頻発しており、首都圏に住む我々にも人ごとではないことの覚悟が必要と切に感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?