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はじめまして、見てくださってありがとうございます。 ここでは中国の特にプロモーション・EC関連の最新情報を発信していきたいと思います。 私自身は、中国の市場調査会社で約4年、広告代理店で約2年従事し、中国のメディア状況やEC事情に精通しています。

最近の記事

DIDI(滴滴)の成功と、luckin coffeeの失敗から見るボーナス戦略

現在の一般的な評価で見ると、DIDI(滴滴)は成功し、luckin coffeeは失敗していると言える。今回はこの成功・失敗について具体的に言及するものではなく、同様の戦略をとった両者で、なぜluckin coffeeは失敗したのかについて見てみたい。 両者、独占による競争優位を形成し、ネットワーク効果を生かそうとしていたが、結局 luckin coffee は競争優位を形成できなかった。その理由としては主に 2 つの要因があったと思われる。 ①コーヒーという商品 コーヒ

    • 618 京東(JD.com)の戦略

      5/25に北京にてJD.comが618に向けての内容を発表。簡単に下記にまとめておきます。 ①全体の目標 クーポンや割引を通して、150以上のブランドが億元を超える売上をあげられるようサポート、また10万以上の中小ブランドが昨年同期比での売り上げを100%以上増やせるようサポートしていく。 ②様々な割引・サービス 2億件以上の5割引き商品を用意、具体的なカテゴリはパソコンなどのデジタル機器、家電、日用品、化粧品、家具・インテリア、ファッション、そしてマンションなど。 京

      • 中国ライブコマースについてのポイント

        中国ではライブコマースが2020年のキーワードとなっています。 Taobao、tiktok、快手、REDなどさまざまな大手プラットフォーマーがライブコマース戦争を繰り広げており、新たなマーケティング手法として注目されています。 中国消費者協会のレポートによれば、2019年のライブコマース市場の市場規模は4,338億元(約6兆5,000億円 ※1元=15円で計算)と大きな市場を形成しています。今回はそんなライブコマースにおけるポイントを押さえていきたいと思います。 ①主役は

        • Wechat公式アカウントフォロワーを増やす施策とは?

          ご存知の通り、Wechat(微信)は中国人にとって欠かせないツールとなっている。Tencentのデータによれば、現在ではMAU(月間アクティブユーザー数)は11.3億人を超え、DAU(日間アクティブユーザー)は10億人にも上るとのこと。日本ではLineに近いものですが、中国では様々なプラットフォームとつながり、支払い機能はもちろん、ミニプログラムとして、オンラインストアやシェアバイクなど便利機能が盛りだくさんになっています。そのため1日の使用時間は2時間以上とのデータもありま

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          もうすぐ 6.18、各社プロモーションは?

          6.18は中国大手ECのJD.comの誕生日、W11(11.11)と並ぶ、ECのお祭りの日となっています。2019年を振り返ると、6月1日~18日までの累計取引金額は2,015億元(日本円で約3兆550億円 ※1元=約15円、5/21日現在)。他のプラットフォーマーも例外ではなく、EC一番手の天猫(Tmall)では6月16日の最初の1時間だけで、2018年の1日分の取引量に相当するなどのデータがある。また、拼多多(共同購入特化のEC)でも、6.18期間中の取引数が10.8億を

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