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#3可愛いって言っちゃダメですか?〜ドラマ『ふてほど』より中国社会はまだ不適切なのか検証するシリーズ

第3話は「可愛いって言っちゃダメですか?」と言うテーマで、男女の性差を意識させるような発言や行動はなんでもかんでも「セクハラだ!」と言うようになってしまった現代の日本社会にメスを入れる。

私が昭和が好きな理由の1つに、これがある。

昭和は「男は男らしく、女は女らしく」いることが求められ、また許された。

男と女はあからさまに色目で相手を見て、顔や体を褒め、そしてそこから色恋が自然と始まっていった。

昭和のテレビは女性の胸やお尻の露出、確かに多かったなあ。アイドルが水着で騎馬戦してポロリとか、家族みんなで見てたな。

会社で女性だけがお茶汲みをして、おじさん社員に「今日もいいケツしてるね〜」とか言われても「もう〜やだ〜エッチ!」と言って終わってた時代。

最近のアメリカ映画「バービー」でも、女性が主権を握っていたバービーワールドで、リアルなアメリカ社会を知ったケンが男性性に目覚めて男が主権を握り、女がサポートする社会に一瞬変えるシーンがあったけど、

男たちは強さと自信を取り戻し、女たちは強い男を支えるのが実は快感で、女性性が開花して意外にお互い楽しくやっていた。

男女の違いはどれだけ否定しても明確に存在するもので、神様が作った男女の肉体や脳の働きの違いを無理やり押さえ込んで対等を叫べば叫ぶほど、男も女も生きづらくて苦しくなってしまったんじゃないかと思う。

前置きが長くなってしまったけど、さて、中国社会は。

中国は全体的に「男っぽい社会」であり、父性の国だ。

私が知る限りでは、男性が女性に「今日も綺麗だね」とか「いいケツしてるね」などと言っているのは聞いたことがない。

重いものを運ぶ時は男性が集められる。それ以外は仕事においてはほぼ完全に対等かなと思う。

ただ、中国の男性は現代の日本の男性より「男」を意識している。小さな男の子に親は「男子漢」と言う言葉を使って、「男なんだから泣くな」「女の子に譲りなさい」などと教えている。

令和の日本社会ではそれさえも「性差別」だと言われるようだけど、結果どうなったか。

男性は女性を助けることを遠慮するようになった。

中国では例えば女である私が大きなスーツケースを持って階段を上ろうしたり、バスのステップを上がろうとすると、すぐに近くにいる男性が助けてくれる。私はよく飛行機に乗るので、スーツケースを持って空港や駅をウロウロしていることが多いのだけど、どこでも素早く助けてくれたのは日本人以外の男性だ。

筋肉量や体の大きさ強さが違うので、重いものを持つ、という点に関しては普通の女性は弱い。私は助けてもらえて本当に助かるし、心から嬉しい。

夜道で送ってくれる。ドアを開けてくれる。重いものを持ってくれる。そういうことを男性にされて嫌がるのは女の方がどうかしてると思うし、男は力を発揮できて女は楽できて、それでウィンウィンでいいじゃないかと思う。

それに、中国の男性の方が愛情表現もストレートなようだ。一目もはばからず妻にくっついたり、「愛してるよ」と言ったり。私はそれでいいと思う。だってパートナーに愛情表現されて嬉しくないわけない。

こんなふうに、今の中国社会では男は男らしさを表に出す。ただ、女は一般的にそれほど女らしくない(苦笑)

若い女性がおなかや太腿を見せたセクシーな格好をしたりはするけれど、総じて振る舞いが女性らしくない。

例えばガリまただったり足を開いて座ったり、職場でもスッピンで平気だったり。道に痰を吐くおばさんも結構いる。

結婚しても料理もしないし家事も適当。

女性の品格に関しては日本女性は圧勝。

日本人の私から見てう〜わって思うようなガサツな女でも、ちゃんと男性に愛されて大事にされているのを見ると、日本女性が不憫にさえ思える。

こんなに女らしくてしとやかな日本女性を、日本の男性はもっと大事にした方がいい。

(個人的主観が一部入っているかもしれません。あしからず)

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