就活には千鳥が必要なんじゃ!
お笑い芸人千鳥が面白すぎる。
千鳥の番組で笑わなかったことがない。
なんでそんな面白いんだろうと、ふと考えてみた。
私はお笑いがとにかく好き!というわけではないため、バラエティとか中心にお笑い芸人を観ることが多い。
芸人の中には、波がある人もたまにいる。
毎回百発百中で面白い人は滅多にいないのではないだろうか。(芸人さん、失礼なこと言ってごめんなさい)
そんな私がコロナ禍でハマりまくった芸人がそう、岡山が生んだ奇跡のお笑い芸人千鳥だ。
昨年の親友たちからの誕生日プレゼントは、テレビ千鳥のDVD三巻セットだった。
コロナ禍でとにかく彼らに死ぬほど笑わせてもらった。
相席食堂、テレビ千鳥、千鳥vsかまいたち(期間限定)、クセすご、いろはに千鳥、、、。
上の番組を観まくってると、お笑い芸人だから面白いのかな〜とか、テレビの作り手の企画がすごいのかな〜とか色々考えてしまう。
最終的に思ったのは、多分千鳥の大吾とノブは芸人としてではなくて人間として面白いんだな〜と思った。
芸人は言葉で人を笑わせる。言葉が操ることが上手いほど、人の心に笑いの火を灯すのではないだろうか。
でも千鳥はそれを超えている気がする。
言葉だけではなく、物理的・心理的な人との距離感や間の取り方、言葉のリズムや使い分け、テレビというメディアに上手くハマっているように思う。
そこで私は、この千鳥のテクニックをなんとか自分のものにできないかと考えた。
芸人を目指しているわけではないことは先に言っておきたい。
言葉の使い方やリズム、人の活かし方を彼らが出てる番組から学ぶことにした。
なんせ私は、現在就職活動中だ。
コロナ禍でかなり厳しい代とか、ちまたでは言われているらしい。
社会情勢には逆らえないし、考えてもあまり意味のないことだと思うから、あまり気にしすぎないことにした。
だからその分私はいかに千鳥イズムを受け継ぐ就活生になるかを真剣に考えている。
なかなか面白い、この千鳥就活が。
エントリーシートに関しては書いている時点ではあまり対人ではないため、そこまで千鳥意識は低い。
だが、その後の面接では千鳥意識がググンと上がる。
まず、目の前の面接官をいかに楽しませるか、いかに興味を持ってもらえるかを瞬時に考える。
少し硬そうな表情をしていることがわかると無理に笑わせるわけではなく、千鳥お得意の一歩引いたところから笑いを生む作戦を決行する。
自分が話しすぎると向こうも楽しくないだろう、
少し口数を減らして間を作ってみよう。
質問に対して「はい、そうですね」
と少し微笑みながらシンプルに返した。
少しの間ができ、沈黙が3秒。
私から話しかけてはダメだ、向こうが話してくれることでお互いの距離が縮まる会話ができるぞ。
あまり笑ってはいないが、我慢しろ自分。
間に負けるな、千鳥はこの間を使って笑いを取ってるんだ、そう言い聞かせた。
沈黙後、向こうから共感の言葉が返ってきた。
っしゃー!千鳥イズムを実践できたぞ、しかも面接官も笑ってくれているではないか。
ただの心理戦とも言える千鳥就活を決行してからの私は就活の面接が楽しくなった。
コロナ禍で一年間大学に行けずに気分が落ち込んでいたこともあった。その時に千鳥がたくさん私を笑わせてくれた。その笑いが、いつしか就活必殺法の武器のように思えたのだ。
あ〜千鳥面白いな、で終わらずになんでこんな面白いんだ?どうやったらこんな面白くなれるんだ?と千鳥を深掘りする過程こそ、ザ就活生の自己分析感が否めなくて私も社会のレールに見事に乗っかってるな〜。
「ひとりで大阪のピン芸人として売れたから、俺と一緒に漫才したら売れるだけやで」の大吾の一言で会社に辞表を出したノブとは大違いだ。
就活は一人一人やり方が違うと思う。
だからこそ面白いし、人それぞれのやり方があっていいと思う。
だから私はこれからも千鳥就活をしていこうと思う。千鳥を信じ、自分を信じ、納得のいく結果が出るまで私はがんばりたいんじゃ!
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