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私は卑下しないように決めた

「私は自分を卑下しないように決めたから」昔、好きだった人がそんな事を言っていた。

卑下。私の中に骨の髄まで染み付いていることだと思う。

私は、なんの取り柄もない、つまらない人間だと思っている。そう考える事を繰り返している内に、自分の事が大嫌いになってしまった。

「どうせ」「自分なんて」、予防線を張って、成功体験も失敗体験も積む事無く、自分に対する理想だけ高くなっていく。

遠くで何やら盛り上がっている人たちがいる。パレードでもしているのだろうか。僕は遠くからそれを見て、でも近づく勇気は無くて。頭の中で一緒に盛り上がったり、主役になってみたり。それで遠くから眺めているだけ。

自分の中で、湧き出る物があって、外に出ようとしている。それを私の身体が跳ね返している。身体は動きたがっているのを必死でこらえている。

そんな感じです。

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