思ったこと脊髄反射で喋っててもイヤな感じしない人
主語が大きい&THE決めつけでアレなんですけど、人生の先輩方って、結構ためらいなくお喋りできる人多いじゃないですか。
そこそこ並んでるレジでのお会計だろうが、おしゃれで静かな雰囲気でほんのり緊張感のある場所だろうが、
喋る。
「ん?これは何?あぁあぁそうなの!面白いねぇ〜」「ちなみにこれとこれは何?」「あとおすすめはある?」とか、わりとな量とボリュームで
喋る。
あと「えぇと…うわ!あそこで小銭使ったなぁ!いや〜ちょうどあると思ったのになぁ」と、ンなこと聞いてねぇから早よ出せみたいなことも
喋る。
そんなにも自分の脳内を垂れ流せる、脊髄反射で喋れる人、私からしたらホント宇宙人で。
私の場合、あまりにも思考がとっ散らかっていて、公の場にこぼすなんて到底考えられません。(ここのnoteは例外です)
ましてや、フェイス・トゥ・フェイス&マンツーマン、しかもだいたいナイストゥミーチューな環境でそれができるって…
異次元過ぎる。
で、実際接客業をかじってたときは、その話し相手に指名されることもあったわけよ。
そもそも人と話すこと自体苦手なので(なのに接客業やってた不思議)だいたいそういう場面では内心うんざりしながら適当に相槌をうつ。
余計なことは言わず、じっと黙って嵐が過ぎ去るのを待つ。
だけど、中には不思議とイヤな感じがしない人もいる。
だらだら聞いてもないことを話してることに変わりはないのに、何が違うんだろうと考えて、ふと一つ思ったのは
観察眼と想像力があるか、なのかもということ。
ちょっと抽象的に言ったけど、要するに相手とのコミュニケーションとして喋ってるかどうか、その違いな気がするんです。
本当に自分が言いたいことを壁に投げつけるかのように、バババーッとマシンガントークする人、いるじゃん。
相手の相槌なんてぶっちゃけどうでもよくて、いや、それすら自分の求めるシナリオがあって、想定外の球を返すと不機嫌になる。
自分しか見えてない的な。
かたや、イヤな感じがしない人って、一方的に話してるように見えて、相手の受け取り方や相槌、温度感とかを実はしれっと確認してる。
そういう人は言葉の端々にこちらへの配慮が表れている。
忙しいのにごめんねとか、できたらでいいんだけどとか、わがまま言ったのに丁寧にありがとねとか、分かりやすいものだけでなく、
美味しかった、楽しかった、とても良い時間だった、あなたと話せてよかった、また来るねとか、シンプルに言われて嬉しいこととか。
相手と周りが見えている的な。
言いたいことをぶつけるだけの一方的なデトックスは、受け止める相手に毒を渡してるだけで何にもならないけど、
シンプルにコミュニケーションを楽しみたいだけだと分かれば、優しさのやり取りになるからどっちもデトックスされる。
そんな気がしたんですけど、どうでしょう。
あと、
人生の先輩方と大きくまとめはしたものの、歳を重ねるにつれ、人に話しかけたくなる気持ちが分からんでもなくなってる。
コミュニケーションが大の苦手な人間なのに?と自分でも不思議でならないけど、
だからこそ逆に「ん?!この人は…?!」「このお店は…!!」とビビッと同じ匂いを感じたときは逃したくなくなるのかもしれない。
ま、結局、きっかけがないと自分からはいけないんたけど。
こんなことを急に書いたのは、今日は街に出かけて、たくさんの外国人観光客の雰囲気と香りに揉まれて、
あの、ふと目があっただけでサッと話しかけられてサッと別れる感が懐かしくなったからかもしれない。
…あれ、何なんだろね。あれも全然イヤじゃなくて、その目があった一瞬で何かが通じ合ってんだよね。
そんな感じで今日もきちんと海外にかぶれてるアラサーです✌ピース
うそうそ、最後めっちゃ綺麗に書いたけど、ほんとのきっかけは、健康診断の採血中にあったこのくだりです。
聞き耳立てて普通に心の中のヤンキーが発動したから書かざるを得なかっただけ。
ちょっといい格好してしまった小さい人間です。
あと、この健診で出された問診票に「30歳」って書いてあって「………ッまだっっっ!!!」と心の中で反抗した小さい人間です。
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