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富士山が見えなきゃ始まらない

富士山頂に夕日が沈む -4-

 自分が住んでいる地域でもダイヤモンド富士が見えると気がついて、ついにその瞬間も見る事ができた。一度見てしまうと欲が出て、次は別のところでも見たいと思い始める。

 そうなってから気がついた。富士山が見える場所を、あまり知らないのだ。

 ぱっと思いつくのは橋の上と、土手の上。まわりより高くなっているし、川があるので視界が開けているから。

 それから、ショッピングモールなどの屋上駐車場。

 高架になってる駅のホーム。

 海辺。

 などなど、ここなら見えそうな場所を、「買い物のついで」などと理由をつけて探し歩く。

 自分が行ける範囲で、富士山が見えた場所を、地図上にしるしをつけてみた。買い物のついでにしては広範囲だなと、自分でもおかしくなる。

 東京では、暖かい季節になると、空が霞んで富士山が見えなくなってしまう。真冬でも昼間は見えないことが多く、狙い目は午前中か日没後の数十分といったところ。富士見ポイントを探す旅は、案外つらい。

 そして、みつかった時の喜びは格別だ。

 このノートは、過去に自分のブログに貼ったダイヤモンド富士の写真を、少しレタッチしたりしなかったりしてお贈りしています。

今回の写真:三郷市鷹野五丁目、寄巻橋の上から 2013年12月28日
(ここでダイヤモンド富士が見られるのは11月18日ごろ、1月23日ごろ)


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