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真言密教とキネシオロジー

真言密教のご本尊は大日如来。
サンスクリット語で言うと
マハーヴァイローチャナ
つまり毘盧遮那仏のことです。

私はよく、サンスクリット語に
言い方を直しますが、真言(マントラ)
自体がサンスクリット語であり、音の響きにこそ意味があると考えているからです。

ところで私はお不動さんとご縁があり、
よくお参りします。

実は、お不動さんは、大日如来の忿怒身、
表と裏の関係、つまり大雑把に言えば、
同じものです。

キネシで、音叉ヒーリングをする時も、
お不動さんを観想し、不動明王の真言を
唱えるという独特のやり方をしています。

チャンピオンの音に真言の波動と念を
乗せるのです。

正統派キネシから見れば邪道そのものなんでしょうが、

これが「ある種の人達」には、とても有効
なんです。

逆に大日如来の真言を唱えることも
あります。

それは誰かのために、ほんのちょっと未来を
変えたい時に使います。

印(ムドラー)も独特のものを使って
います。

手の形は、脳内の特定のパルスと繋がって
います。

だから敢えて智拳印でなくともよいのです。
(太陽を表す仏として、大日如来にお願いすべきことは、智拳印がいいでしょう)

ただし、真言は絶対に変えたりしません。

オン アビラ ウンケン ボージー ソワカ

最初のオンは、オーム…
(オウムと表記すると心象が悪いので)

神聖音です。
本来の発音は非常に難しいそうです。

漢訳だと「唵」和訳だと「阿吽」。発音と
してはどちらもちょっと違います。

いずれにしても宇宙の真理、「あ」~「ん」全てのものを表します。

アビラ ウンケン は、地水火風空の五大要素を意味します。

ソワカ は成就するということ。

つまりこの真言はある意味万能なんです。

じゃ、大日如来の真言だけで、お不動さんの真言は要らないんじゃないか、と考える方もいるでしょう。

生きている人間同様、肉体を持たない人達にも分からず屋はいます。

慈悲の心の通じない人も。

そういった人達にはダイヤモンドのような
硬い、微動だにしない心で正しい道を 
説かなければいけないのです。

そういう訳でお不動さんは剣と索を持って
います。

強引なようですが、そうやって目覚めさせるのも、ひとつの「慈悲」です。

瞑想と違って、ヒーリングの際は、マントラとムドラーを別々に用いても効果はあるようです。

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