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古今集 巻ニ 春歌下 88番

題しらず

大伴くろぬし

春雨のふるは涙か桜花ちるををしまぬ人しなければ

題しらず
大伴黒主
春雨が降るのはおまえの涙なのか、桜花よ、散るのを惜しまない人などいない、きっとおまえも泣いているのだろう

 まるで歌舞伎か講談の一節みたいな言葉ですが、これは古今集、こちらの方が十分に古いので、このような言い回しが後世に影響を与えているのでしょう。

#古今集, #春, #大伴黒主, #桜花, #春雨

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