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古今集巻第十六 哀傷歌 843番

おもひに侍りける人を、とぶらひにまかりてよめる

ただみね

すみぞめの君がたもとは雲なれやたえず涙の雨とのみふる

喪に服している人を、弔問で訪ねて詠んだ歌
壬生忠岑
墨染の喪服を着る君の袂は雲なのだろうか、涙が雨とばかりに降るようだ

墨染の喪服の袂が雨を降らす黒い雲のようで、ずっと雨が降ったように涙で濡れている、と言う弔問の慰めの歌です。

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