酸甘化陰

「さんかんかいん」と読みます。
酸っぱいものと甘いものを一緒に食べると、体が潤いますよ~
ということです。
化陰(かいん)とは、陰に化けること?・・・陰って?
この世の万物は「陰と陽」のバランスで成り立っているという「陰陽論」、
男性が陽、女性が陰、背中が陽、お腹が陰、昼が陽、夜が陰・・・とすべてが陰陽に分けられるという考えです。
気血水の場合
気→陽
血と水→陰

さて、冒頭の、酸っぱいものと甘いものを一緒に食べると、「陰液」すなわち「血と水」が補われるということです。漢方ではこの現象を「潤う」と言っています。
「陰液」は心と身体の修復をする働きがあります。

陰液が十分でないと、夕方になると熱っぽくなる、体がほてる、手足が熱い、口が渇く、暑がり、顔が赤くなる、寝汗をかく、コロコロ便、などの症状が出てきます。

酸っぱいものと甘いものの組み合わせは…
はちみつレモン、梅干しとご飯(甘)、甘酢などです!
お肉やお魚を甘辛い味付けにするときに、お酢をちょっとプラスすると
酸甘化陰に!