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その五月蝿い口を俺のジジイの入れ歯で塞ぐぞ

・朝方にアンパンマンマーチを楽しそうに歌うカップルの隣の部屋 102号室でお前らカップルのことを書いているからな

・その反対側の隣の部屋 101号室の男。
深夜になると アカペラで必ず白い恋人たちやいとしのエリーなんかを大熱唱する。兎にも角にも五月蝿い。笑ってもっとベイベーじゃねぇんだ。黙れ。
無邪気にoh my mindじゃねぇんだ。黙れ。

・水沢柚乃は今日も俺をシカトする。俺に気付いてくれ。俺はここに居る。

・もしや、俺が見えないのか?すぐ傍にいるのに。

・昼間に寿司をUberEATSした。運んでくれた人がめちゃくちゃ爽やかで「夏始まりましたみたいな面してやがるな。」と思い爽やかとは無縁の俺ですらWaTみたいな爽やかさを手に入れられたのでチップをあげた。コンビニでアイスでも買いな。

・高校生の頃 川村ゆきえが好きだった。顔が好きだった。札幌にテレビ収録が入るライブを見に行った時MCを川村ゆきえが務めていた。俺と川村ゆきえとの距離 僅か5メートル。出てるアーティストなんかよそに川村ゆきえをただただ見た。すると川村ゆきえが俺の熱くも怨念すらこもった視線に気付いたのか俺の方をチラッと見て笑ってくれた。
俺はその夜一睡もしないで宿泊したホテルで銀杏BOYZを聞いて泣いた。

・しぬこさんというツイッタラーを知っているだろうか。結婚したいという願望が妊娠して産まれた女性の名前だ。今やSHARPやらTANITAやらTENGAやら大手企業が彼女を奪い奪われの白熱した戦いを繰り広げている程の人気っぷり。
また、彼女をフォローしている人達も皆 かなり質が良いと定評がある。らしい。

何故一般女性である彼女がここまでの地位を獲得してしまったのか。
俺の憶測にしか過ぎない個人的な考えを今から書くが細かい間違いなどあってもスルーしてほしい。

要は。
しぬこさんをフォローすると恋が実るという噂が独り歩きして嘘か本当かは分からないけれど恋が実ったフォロワー達がしぬこさんにお礼のDMやリプライをし始めたのだ。本人は結婚できないのに自分のフォロワーはどんどん恋を実らせていく。
そんなギャグみたいな流れが定着化して 企業もそれを面白がり 今の彼女の地位があるのだと。思う。

それだけではなく 単純に彼女の書くツイートも面白い。下ネタばかりだけど。
インターネット特有の言い回しで繰り広げられる下ネタツイートが凄く素敵だと思ってしまうのだ。

つい先日。彼女がインターネット生配信をしていた。
俺は「ほほう。遂にしぬこ配信デビューですか。どれいっちょその声を聞いてやろうじゃないですか。」と入室した。

気づいたら1000円 彼女に投げ銭していた。
投げ銭をしたら必ず彼女が「こんなんいくらあってもえぇですからね」と言ってくれるのだ。

しぬこ…俺が投げ銭したら…それ…言ってくれるかい?
もう聞きたくて仕方なかった。
気持ち悪いなんて分かってる。だけど彼女もビジネスだし俺は客だ。成立しているんだ。

例えば たまたまフラっと入ったラーメン屋で適当に選んだ醤油ラーメンを食ってみたらめちゃくちゃ美味くて感動して 「あぁ、またあの醤油ラーメンが食いてぇな」って思うことがあるだろ。

俺はしぬこさんに"それ"を求めたのだ。
なにが気持ち悪いんだ。知ってるよそれくらい。

俺は真顔で1000円を課金し、しぬこさんに投げた。

「あっ!ありがとうございますぅ。こんなんいくらあってもえぇですからね」

はいきた。はいきました。
こんなんいくらあってもえぇですからね。
はい。きましたよ。きたんですよ。

メイド喫茶に行ってチェキを撮ったり
キャバクラに行って良い酒を注文したり
それと同じで俺は
形に残らないその言葉に1000円支払ったのだ。

俺は別に彼女とどうにかお近付きになりたい訳じゃない。
俺はただ、彼女のTwitterの最終回に立ち会いたいのだ。しぬこ一期に立ち会いたいだけなのだ。
それは"遂に結婚しました"のその文字を彼女を支える質の良いフォロワー達と一緒に祝いたいだけなのだ。

それが見れるなら俺の1000円なんて安すぎる投資だ。
オタク文化はどんな文化よりも心の需要と供給で成り立っている。
オタクが経済を回すと昔から言われているが
心の需要を満たされるコンテンツが他のコンテンツよりも多いからなのだ。

俺が課金した理由もそれだ。
心の需要が満たされると確信したからだ。

それは間違いじゃなかった。間違いじゃなかったんだよ。

・更にもうひとつ。
しぬこさんについて箇条書きを増やしてまで書きたい。
俺が最も彼女がナイスだと思うことを書きたい。
よくTwitterで恋愛のハウツーみたいなツイートをして大バズりして調子乗って本とか出しちゃう系の人居るじゃないですか。

別にそれに関しては興味が無いからどうでもいいっちゃいいんですが

それをしないとこがいい。
あれだけのフォロワーが居てかなりの知名度だとしたら何処かの出版社が唾をつけるはずだ。
またまた俺の憶測で物を言っているが気にしないでほしい。

仮に。仮にだ。
仮に しぬこさんが「女子のためのセックスハウツー」みたいなのを出そうもんなら。
俺は人生を賭け抗議をするだろう。

「しぬこ!!早まるな!!やめてくれ!!やめてくれ!!そうじゃない!!違う!!俺の!俺のしぬこ!!!」

俺はしぬこさんとお近付きになりたい訳じゃない。
俺はしぬこさんとお近付きになりたい訳じゃないのだ。

だけど…俺の中の鈴木雅之が顔を出す

「違う違う そうじゃ…そうじゃない…」

みんなにもあるだろ?
好きなアイドルや芸能人がちょっとそれは違うんじゃないかな…みたいな売り出し方。
それだよそれ。

だから、それをしないしぬこさんを俺はこれからも応援し続けるのだ。
しぬこ is NOT DEAD

・ちんぽちんぽちんぽ

・世界はそれをちんぽと呼ぶんだぜ

・ちんぽ48

・ちんぽって字面といい 発声といい 語呂といい
なにもかもが完璧な言葉だ。アイラブユーの次にだ。

・アイラブユーの次に ちんぽって言葉は素敵だ。
わかるだろ?わからないやつはちょっとわからない。