鬼滅の刃が大人気だ。

その中で、煉獄さんという目がいっちゃってるキャラがいる。

彼の性格や人となりはよくわからないけど、目がギラギラした上司・目上の人は何人か見たことがある。

そして、その手の人はだいたい仕事を志事と呼んだり、働くを傍楽と言い換える。まとめてしまえば、意識高い系である。

意識高い系にも、他人に厳しいやつらと、他人をフォローできるやつらに分かれる。前者は最悪で、自分基準で仕事に対する考え方を押しつけてくる。願わくば、一緒に仕事はしたくないものだ。

煉獄さんはおそらく、他人をフォローできる、綺麗な意識高い系の可能性が高い。あれだけ人に慕われている・「300億の男・煉獄さん」と呼ばれるのでだけあって、きっといいやつなのだろう。この先も400億の男と呼ばれるべく、がんばってほしい。

私の目指す人間・教師像とは何だろうか。鬼滅の刃の柱合会議のシーンだけ、生徒が持ってきた漫画を取り上げて(というか、「このシーン面白いので常識として知っといたほうがいいですよ」と言われた。これがキメハラというやつか？)読んだのだが、「これ！」といえる人物はいなかった。独断と偏見で禰豆子を殺そうと早合点する不死川は最悪だし、やたらめったらお館様にひれ伏す柱たち全体でもない。煉獄さんと双璧をなすぐらいに目がいっちゃってるシノブさんも、目が笑ってなくてやばそうなやつなので、違う。

だからといって、間違ってもジャンプ漫画の主人公のような、夢と希望を常に持ち、戦いの最中に必ずレベルアップするような人材でもない。一体私は何者なんだろう。

そう考えたときに、再び煉獄さんの目が思い浮かぶ。たしかあの人は人を否定しない。そして他人に慕われてる。

そうだ、他人に慕われるだけの人望と、能力。意識高い系と最初は身構えていたけど、これだ。ありがとう煉獄さん。俺頑張るわ。