東京オリンピックDAY13―3000mSCのハードルは大きい

昨日はお休みした。というのも、昨日はあまり見ていなくて書くネタが思い当たらなかった。

最近話題になっている誹謗中傷については、JOCが動き始めるようだが、JOCにはなぜこの大会で話題になったのかを考えてほしい。それは、リオもロンドンもSNSそのものは発達していたからで、誹謗中傷が急に先日のオリンピック開会から湧いて出てきたものではないということは、相当な馬鹿でない限りわかる。

つまるところ、誹謗中傷にもいくつかパターンがあるはずで、人権侵害があって承服できない物、仕方ないと割り切るしかない物、選手個人ではなく大会運営そのものに対する物と、パターン分けをして考える必要がある。

私も匿名だからこそ書けるようなことを他の記事でも書いているけれども、表現の自由は保障されてほしいものだ。別に私のオリンピック関連の記事をJOCが監視していようが、構うことはない。

陸上長距離

雨上がりは湿度が高く、走りにも影響を及ぼすことだろう。だからこそホクレンディスタンスを北海道の涼しい地域で実施するのだろうが、今日は大事な大事なオリンピックである。

その中で、三浦、廣中が走って、ここ最近のオリンピック・世界陸上ではお目にかからないような活躍を見ることができた。タイムも廣中については長年破られなかった福士加代子の日本記録を更新した。福士も非常に速い選手だったけど、それよりも速い廣中、さらにその廣中と競ったうえで先に代表権を手にした田中と、今後が楽しみになってきた。

黒色人種の選手の終盤のビルドアップに対して、それについていけない黒色人種の選手がおり、実は走ってみないとわからないのが、3000mSCなのだと思った。三浦も最後の1周でケニア代表のうちの1人と競り、順位も上回っていた。5000mは順当と言えば順当。

私はかつて、生徒の引率で陸上競技場に行き、3000mSCで使用するハードルを間近で見たことがある。あんなに高いハードルを飛ぶのかとびっくりした。

女子体操・村上

一体誰の何という曲を使用しているのかと思っていたら、コーチが作曲しているようだ。シリバスと「ポン ポポン ポポン ポン」みたいな音が合っているのか気になった。しかし、練習すればするほど、見ればみるほどはまっていくのだろう。他の箇所は村上が走り出すとともに曲のBPMが上がって一体感があったのだが、今大会の3回の演技のどれを見ても、イントロの中田ヤスタカもどきの音と村上の動きが結びつかなかった。逆にシリバスに音楽はいらないということでもあるのだが。

技術面では、リオではおそらく失敗していた足のターンでミスがなかった。しかし、リオデジャネイロの頃と比べて下半身が大きくなっている。特に太腿。素人の目には、体のバランスがおかしくなるように思えたが、むしろ強靭な下半身によって、動きの多さ(解説は「コマ数が多い」と表現していた)に対する体力がついたといえる。

私の見立てだが、果てしなく続く坂道ダッシュをやり切ったようなものだと解釈している。

バイルズがいなかったから・・・という野暮なことを今日は言うつもりはない。それもリオデジャネイロのインタビューを思うと、ああ、報われたんだと思った。

野球

これまでオリンピックでは勝てなかったアメリカを相手に、劣勢を跳ね返した。アメリカもメジャーリーグ真っただ中なので、選手の格は落ちるのだが、それでもアメリカの3大スポーツのうちの1つであるから、それなりの粒ぞろいの選手がやってくる。

twitterのトレンドに鈴木誠也が載っていた。どうやら全く打てていなかったところでホームランを打ったようだ。彼も大変だ。4番を打ちたいわけではないのに、チャンスで回ってきやすい4番を打たされ、カープファン・国民からよくわからない期待をかけられて、私が彼の立場であれば精神を病んでしまう。

4番打者をありがたがるのは日本ぐらいで、特に読売巨人軍が4番打者を第~代と記録するようになってしまったことから、4番がすごいんだという認識が広まってしまった。アメリカではよく打つ打者は3番に置かれることが多いうえに、大谷翔平もメジャーリーグで1番本塁打を打っているが、主に2番打者である。

別に鈴木誠也を4番に固定せず、8番あたりで打たせたらよいと思うのだが。これはオリンピック・鈴木に限らず、ヒットが出ない打者については、イニング・前後の打者との兼ね合いから、ランナーなしの状態で打席に入りやすい打順でフリーで打たせればよいのだ。

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