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2023年夏をパーフェクト・ボヘミアンズに捧ぐ

千葉オライリーが大好きでした。

如何にしてわたしがボヘミアンズを好きになったかを対面ではうまく語れないからと書き始めて第3回。

8/16新宿LOFTで衝撃の出会いをしてから、9/2TOP BEAT CLUBでのワンマンに当日券で滑り込む、辺りまでは省略!

それでもひとつ、書いておきたいのは8/16新宿LOFTの次の日の朝、出勤する電車で早速ベスト盤から「GIRLS(ボーイズ)」を聴いたこと。
ライブで聴いた記憶でタイトルすぐ判別できるってやっぱり山崎亮の魅力でしょうか。

省略したい部分を簡潔にでも書くなら、
Spotifyでベスト盤中心に曲を覚えて、
YouTubeでMVを見て、
自称「エゴサが趣味」のボーカルの影響でまた始めたX(Twitter)での情報収集のおかげ。


9/2は、当日券追加のおかげですべり込み参加できました!
ロケンロールで愛し合う、一生ついていきたいバンドに出会えた幸せでいっぱいだった。

ワンマンのために作った、チバオラウサギの赤ちゃん

そうです、この時すでに、千葉オライリーが大好きでした。

MVもとても良いよね~
この時はレガシーのビジュがハートに刺さりまくり。

新宿LOFTではドラムがよく見えなかったから、「肉眼で千葉オラを記憶に焼き付けたい」という意気込みで詣りました。

イソターネットで得た知識、昨年育休をとっていたパパであること。
あんなかっこいいパパ最高じゃないか~と惚れ惚れしつつ。
初めて見るワンマンだから、ボヘミアンズの新しく知る一面(初めて聴く曲やトーク)にもいちいち時めいて。

そんな余韻で迎えた千葉オラバースデー(このときは呼び方が安定しない笑)。

わたしも9月生まれで誕生日が近くて、そんな喜びもあった!

千葉オラバースデーに合わせて作った2着目の衣装
GIRLSのMVを意識して撮影



そして来たる9/8でしょう。

例の発表の直前、仕事帰りにスーパーで夕飯の買い物をしながらずっとジャンさんのことを考えていた。
予知してたんじゃないかってくらい、ジャンさんのことで頭がいっぱいだった。
先日カッコイイライブを見せてくれたロックドラマーが、スーパーマーケットで小さいお子を連れて夕飯のお買い物している姿を。はっきり想像していた。

スーパーを出て、習慣になった手つきでTwitterを開いた。18:08くらい。
8分前くらいの重大発表がされていたことを目にした。

嘘だと思った。でも例えエイプリルフールだとしてもこんな嘘をつくひとたちじゃないってことを既に知っていた。

コメントの画像を歩きながら読むのでは集中できない。家についてから落ち着いて向き合って、読もうと思ってスマホをしまっても、心がざわついて息が苦しかった。

「どうしたんだい さっきまであんな笑顔でいたのに」

ビート!ビート!ビート!が脳内で無限再生された。

「君が俯いたままでは 太陽も顔を出せないよ」

君のせいだよ。

徐々に沁みてくるthe legacy。

「何も気づいてないことに あの時に気づかなかった」

気づかなかったよ。
この先何年も、5人のボヘミアンズが観られると思い込んでた。
気づくはずもないじゃないか。出会ってたった3週間の、新参中の新参が。
ワンマン楽しかったから、またボヘのワンマンあったら絶対行こう、数ヶ月後かな?って、9/2の夜はそう思ってた。

現実が殴り込みに来た。

千葉オライリーが観られなくなる。

育休とったりいろんな手段でやってきたけど、これ以上、手が尽くせないのだと感じた。
脱退という言葉の重み。
帰ってくることを期待させることなく。
もう帰ってこないの?

(今は使ってないアカウントです。旧姓)

今1番好きな人が表舞台を去る決断をした。

脱退、解雇、ステージに立たなくなる、立てなくなったという発表や報道。
曲は知ってるけど昔好きで今は聴かなくなっちゃって知らない間にメンバーが減ってたとか、音楽を知ったときにはとっくの昔に亡くなってた人だったとか、
そういうのはよくあったけれど。


わたしにとっては出会ってまだ1ヶ月経たないけれど、あのときの確かに1番好きなひと。

ジャンさんがボヘでドラムを続けてくれるなら、なんでもしたいと思った。
ファンの方々がきっとみんな同じことは一瞬でも考えただろう。
でもその前に、ジャンさん本人が、メンバーが、さわおさんはじめレーベルの方々が、ジャンさんの家族が、できることは全て尽くしたのだろう。

混乱したけど、ボヘメンバーが好きな往年のロックスターたちのように、ジャンさんも伝説となるのだと思うと不思議と心が落ち着くような気がした。誇りでもあった。

もう、わたしたちにできることは何もなくて、感謝の気持ちでもって有終の美を飾ること。
残りの2ヶ月半、ライブは行けるものは全て行こう、とすぐに残りのライブのチケットを取れる順からおさえた。


名古屋は遠いから行くつもり無かったんだけど、ジャンさんがボヘミアンズのドラマーとしてステージに立つ時間を、残り全て目に焼き付けないと自分が許せなくなって。10/13サバシスターとの対バンの後、迷った挙句行かない理由が見つからなくなってしまって10/22名古屋に遠征。


〜略歴〜
8/16 新宿LOFT w /ビレッジマンズストア
8/27〜28 結婚式場下見
9/2 TOP BEAT CLUB ワンマン
9/5 ジャンさんバースデー
9/8 脱退発表
9/11 自分の誕生日(ちょうど30)
9/24 BASEMENT BAR w /Magic Drams & Love
10/7 下北沢CLUB Que ぼっちバンド
10/13 新宿red cloth w/サバシスター
10/19 りょうくんバースデー
10/22 池下CLUB UP SET w/the myeahns
11/3 下北沢シャングリラ w/the myeahns
11/17〜19 自分の結婚式

トンデモスケジュールだった。
絶対忘れられない2023年。
↑わざわざ書かないけど先に入ってた結婚式の打ち合わせですら、ライブに被ることなくて偶然にしても有り難かった。皆勤賞できて悔いはない。

前回、前々回のブログに書いたように、好きなバンドのワンマンだけ行ければ満足だったわたしに、対バン相手が初見でもロケンロールは楽しいんだぜって教えてくれたのがボヘミアンズ。
脱退前のライブを全て見たい気持ちももちろん、純粋にロックンロールの時間として、ボヘミアンズが対バンする相手なら楽しいに決まってると期待したし(期待以上!)、マジドラやマヤーンズとの深い繋がりにも興味があった。

こないなペースでボヘミアンズのロケンロールを生で浴びて、今まで知らなかったバンドやライブハウスを覚えて、大げさじゃなく人生変わってしまった。

THE BOHEMIANSという5人の航海に、偶然わたしが乗り合わせただけで、彼らは彼らの決めた道を進んでいるだけだったのだけど、全てのタイミングが
「君を好きになるためには必要だったんだなと今は思えるよ(the erina)」

皮肉にもね。
ジャンさんの脱退でさえも、わたしがここまでライブに通うようになるための大きな引き金だったんだと、過ぎてしまった今、静観すると思う。
脱退がなかったら、わたしの人生で3回目のボヘミアンズのライブはまだ来ていなかったかもしれない。脱退前に2/17ワンマンが決まっていたというなら、2/17でようやく3回目だったかもしれない。

シルバニアも5人揃えたいと思ったのは5人じゃなくなる前に間に合わせたかったからだし。
脱退がなかったら千葉オラちゃんを2人作ってここまでで終わってた可能性がある。

アクスタ2種と同じ衣装を再現

3回に渡り長々と書いたけれど、この3回分をまとめると
半年~1年にワンマンに1度行けば満足だったわたしが、とても魅力的なバンドにふと出会って聴きまくっていたら、最も惚れ込んでいたドラマーの脱退発表。
大好きなバンドが5人でなくなってしまう前に、と残された2ヶ月半、今までにないペースでライブに通うようになったということ。

もちろん忙しかった。
けどそんな日々の中に好きな自分を見つけた。

ボヘのライブはもはや生活リズム。
ツーマンだって楽しいし、2週間に1度はボヘに会えないと変な感じ。

ライブに行くたびにGIRLS(ボーイズ)で
「好きな自分になれてるかい?」と確認されるような。

一人辞めようがボヘミアンズが好きだから。
一人辞めたってそれでも続けていく決断をした4人について行けば間違いないのだ。
ロックンロールしか無いくせに、な4人+1人を信じて。

埋まらない不在は変わらず、でもボグマ曰く「うだつの上がらなかった時期」を越えて、今は悩み続けて苦しかった思いを1枚1枚うまく脱いでいるように見える。

新曲作ってる話や、アルバム出してツアーやる2024年にします!って宣言してくれることや、名古屋での平日のライブ、山形での地元ラジオのイベントなどなど、もう皆勤賞は望めないところまで加速してくれてわたしは嬉しい。

4人になって初めてとは思えないワンマン
ありがとう
もぎちょもありがとう


8/16に出会ってから、ようやく半年が経ちました。
非常に長くて濃い半年でした。
出会って○ヶ月の人の熱量じゃないってよく言われました。
それほどの魅力があるバンドであり、自分を見失いかけてたわたしを見つけさせてくれた出会いであり、やはりこれからも一生ついていきたいバンドです。

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