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サイコロみたいな人

こんばんは、

なかなか人に会えないご時世で、人肌恋しくなっている魚亭ペン太です。

職場の人に会っているでしょう?

そういうことじゃないんですね。

職場の人達が嫌とかそういうことではなく、

職場の人には見せない部分があるわけじゃないですか。

ましてや、仲が良いからこそ見せたくない部分など。

そう考えているせいなのか、

「君は何を考えているかわからない」とよく言われる。

「私だって君がわからない」と言い返したい。

人間の多面性はサイコロみたいだ。

ポイと置く。

見せる面もあれば、見せない面もある。

全部見せないために閉じこもる。

誰かと隣通しになると、お互いに秘密を共有できる。

アイツはピンだよとか、愚だよとか、半人前だとか、気難しいから丁重に扱えとか。

見せる部分もあれば、見る人の角度によってまるっきり変わる。

そこからどんどん六面から、九面、十二面と増えていく。

出会う人が増えれば増えるほど、外面が増える。

ときおり、この人にはどんなふうに接していたか分からなくなる。

そんなときは適当にサイコロを振って、たしかこんな感じだったかな?とする。

博打みたいなものだが「変わったね」と言われたらまぁ、それはそれでポジティブに捉える。

第一、毎日の行動一つ一つが取り返しのつかないギャンブルのようなものなので、どうしょうもない。

けれども、何かしらの工夫というものはできる。

ピンが出やすい投げ方もあるだろうし、場合によってはイカサマだってできる。

え? 私? イカサマばかりです。

イカサマの帳尻合わせで、結局そのツケを払う形になるんですよね。

イカサマはしないに限ります。人間正直に生きたほうがいい。

私のように正直に生きたほうがいい。

時折言われるんですね。

「顔に出やすいタイプだね」って。

さっきと全く逆じゃないか。

あの子とあの人から見えている私は、どうやらまるっきり違うらしい。


美味しいご飯を食べます。