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chippitomuは何故マニアックなのか。

chippitomu(チッピトム)です。

かなり前に登録していたんですが、

今回初めてまともに書きます。


それは、今日どうしても書いておこうと思うことがあったから。



そう。chippitomuは何故マニアックなのか。

何故マニアックでないといけないのか。

それをふと思い出したからです。


生き物好き歴○年


実は…

私7年くらい前までは

全く生き物に詳しくなかったんです。

虫とかちょっと変わった生き物はむしろかなり苦手でした。

動物と言えば犬か猫!

それ以外はリスとかハムスターとかそーゆーのが可愛い。

そう決め込んで生きていました。(何かこう書いてみるとかなり偏ってたんだな)


まだまだ勉強している段階ですが、

私がここ数年で

以前よりも生き物に詳しくなってきて

部屋で虫を見つけたらそっと窓の外に逃したりできるようになるまでのことも含めて

chippitomuが何故マニアックなのか、

いやむしろ

マニアックでなければならないのかを

記しておこうと思います。

文章組み立てるの苦手なのでぼんやり始めますね。

稚拙な文章お許しをーー!


chippitomu というブランドについて


chippitomuといえばハシビロコウ。

アイコンもショップカードもハシビロコウで統一しています。

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ハシビロコウ以外にも

ナマケモノ、ミナミコアリクイ、アルマジロにセンザンコウ、パンサーカメレオン、カカポ 、アオアシカツオドリなど

一般的にはマニアック寄りの動物ばかりを描き、

それを元に作品を作っています。


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物販でも、アルマジロまでは分かる方が増えてきましたが、

カカポ になると『カカポ … …カカポ ?は?』

そういった反応も珍しくないです。

私はその反応をみると待ってましたとばかりにこう言います。


『カカポは、別名フクロウオウムと言って、世界で一番大きなオウムなんですよ。ニュージーランドの鳥なんですが、丸くてうぐいす餅みたいで可愛いでしょ。天敵がいなかったからどんどん丸くなって、丸くなりすぎて飛べなくなってしまったんですよ』

長いですね。ゼェゼェ

そんな説明のいるような動物を色々描いています。


しかも、それは私が心から大好きで愛しく思っている動物ばかり。

元々マニアックな動物のことはほぼ知らなかった私が、ね。



苦手だった彼らを大好きになったワケ。


ワケ、とか言ってみたかったから言ってみました笑

さて、虫は触れない、動物園に行っても知らない動物の前はスンッと見てヘェ〜と通り過ぎていた私に

何故真逆の感情が生まれたのか。


それは完全に虫好きな夫の影響です。

夫は高校生になってからも休み時間に校庭で虫捕り網を振り回しているような、見る方によってはかなりマニアックな人です。

あれは彼と2人で某ハンバーガーショップにいたときのこと。

私に小蝿が何度もぶつかってきました。

私が冗談で

『いや、お風呂入ったんだけどね』

と言うと彼は

『この状況から考えて、そのショウジョウバエは臭いからそこにいるんじゃないよ、体重が軽いからこの施設の空調の影響をモロに受けてしまってるんだよ』

と一言も噛まずに言いました。

私はそのとき、自分を描く線が二重になったような衝撃がありました。

私は今までの人生でこの小さな蝿に名前があって

しかも臭くないのに私にぶつかってきているなんて

想像したこともなかったからです。

すごい、面白い、楽しい!


そして同時にこのショウジョウバエが

愛おしくなりました。


頑張って生きてるんだな、と。

それなのに私のような無知な人間に嫌がられて

そっちが嫌だったよね、すまぬ。と。


また別の日。

今度は夫の下宿先に遊びに行った時のことです。

夫が窓から何かをサッと外に出すのを見かけました。

私が何があったのか尋ねると

夫は『さっきG(お察し下さいませ)がいてね、Gがいたって聞いたらびっくりするでしょ』

と優しい一言。続けて

『さっきのGは森の木の実を食べる種類のGなんだよ、だから森に帰れって外に逃したんだ』

と言ったのです。

私は心底驚きました。

Gがいたら母を呼ぶことしか能がなかった私だったので

Gにも色んな種類がいて、

森の木の実を食べる種類もいれば

人間の食べ残しを食べる種類もいる。

でもとにかくみんな一生懸命生きてるんだ!と。


それから、虫を見たら『うわ!』とならずに

まず何の虫だろう?と思うようになりました。


この虫はこんな飛び方をしているから

蛾かな?彼に聞いてみよう。

羽に黒い斑紋があるな、

検索してみよう。


そんな思考回路になると、その虫が止まっていたお花や植物、鳥など ピントが色んなところに合うようになったのです。

道を歩くのが本当に楽しくなって

急速に生き物を身近に感じるようになりました。


そう。

つまりこれが原点と言って相違ございません!

では、何故マニアックなのかについてもバッチリ触れちゃいましょう!


知る喜び、教える喜び


私は昔からお笑いと絵を描くことしか興味がありませんでした。

小学生のころからダウンタウン一筋、

イラストや漫画を描くのが好きで

中学生の時に一瞬猛烈に勉強したの以外は

勉強に関してはノータッチでした。まさに無でした。

だから

知る喜びというものを知ったんでしょうね。

当時は書店員で、しかも丁度理工書に配属されたばかりだったので

写真集を見たり動物学の本を読んだり(一応アレなので言うけど仕事中ではないですよ笑)

どっぷり生き物に浸かる時期が5年くらい続きました。

その間にハシビロコウが好きになって

スマホケースの販売も始めました。

その頃はただ知る喜びのみで

これを人に話したりすると押し付けに思われたらいけないから話さないでおこうというスタンスでした。

知ってる方にだけわかってもらえたらそれでいいやと思っていました。

それが、私の作品を同僚が購入してくれた時に

『ハシビロコウっていう鳥がいたんだね、知らなかった!写真集も見てみたよ!ちっぴーのスマホケースを見てちょっと調べたりして楽しかったよ』

と言ってくれたのです。

私は自分の作品で誰かがハシビロコウに興味を持ってくれたということがめちゃくちゃ嬉しくて、教える喜びをその時に感じました。


何故マニアックか。


それは知る喜びと教える喜びを体験して欲しいからです。

だからマニアックであり続けないといけない。

勉強しながら、その動物を心で愛でながら

新作を考えています。

マニアックであることに前向きに楽しくこだわっています。

そして、

私の作品を通して

いつか道端の小さな命にも目を向けるようになってもらいたい、

命についてもっと考えてもらえるようになったら最高だと思うようになりました。


だからこだわりは

パッと見が可愛くて、近づくと、ん?何この動物?

というデザインにしています。

そこに私の説明書や店頭での説明でカプっと噛み付きます。

そう。食虫植物と似てますね。(誰が食虫植物や)

それが私の作品を持っている方の周囲の方にも伝染してくれたら万々歳です。

『その鳥は何て鳥?』

『これはね、ハシビロコウという鳥で、体長が90cm〜140cmくらいあるほぼ動かない鳥なんだよ。』

『この動物は何て言うの?』

『これはね、センザンコウという名前の動物で、こい見えても哺乳類なんだよ。』

そんな会話が広がっていたら

本当に幸せです!


私が自分の知っていることをお客様にも

周囲の友人にも本気で話すので

だんだんみんなアオアシカツオドリまでは言えるようになってきました!

元々数年前まで知らなかったことばかりだから

生き物にそこまで詳しくない方に興味を持ってもらえるような言い方に…

…できてたら良いなぁと思ってます。


因みに私が好きな動物たちは

ゆっくり歩くものがほとんどです。

そして、無です。


無な動物が好きだから

チッピーと無。

チッピトム。

これからも無な動物を追い続けます。


店頭販売の時は彼等の動画をiPadに入れて店頭でお見せしてるので、是非ご覧ください!

頑張って書いたのでSNS等で感想頂けたら嬉しいです!(o^^o)




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