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ぶきっちょ

不器用なクロミツ それでも生きて行かなければならない

ニッポン無責任時代


私が働き始めた昭和50年代。何度も不況が来たというのにクレージーキャッツの雰囲気、おおらかさがまだ残っていた。



不器用な子


クロミツの様に不器用な子はいた。

千葉県120名程の金属加工工場。不器用だけど非常に真面目な新卒の子。仕事はキチンとやっていたが、同年代の子と遊んでいると思ったらイジメがあったのか気付いたら辞めていた。

岩手県30名程の金属加工工場。
やはり不器用な人。その不器用さは色んな場面で発揮される。
しかし、それは笑いを誘い、周りも笑い飛ばす事で事なきを得る。

時々思い出話でまたみんなに笑われるが、一緒になって笑い飛ばす。
笑いモノにされている様な気もするが、みんなが笑い飛ばしてくれる事が
一つの救いになっているのかな。彼はそこで黙々と働いていた。



ニッポン総責任時代


Twitterを覗くと、口汚く罵るかソフトに当てこすり嫌みを言うかどちらか。

実社会も同じなら、クロミツの立つ瀬が無いのも分かる。

「灰低 生きづらい+グレーゾーン」5話 現在進行形の欠陥

大体アルバイトは、責任が無いからアルバイト
それが責任を押し付けられた挙げ句クビになるならやってられない。
一体いつから不器用が悪い事になったんだ?

私が働いていた頃と全く違う余裕の無い環境。時代が変わったのかそれとも人との出合いに恵まれないのだろうか。

ドコへ彷徨う クロミツ

つづく



転載した画像はクロミツさんの了承を得て掲載しています。
分かりやすくするため一部憶測も含まれています。何卒ご了承下さい。

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