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いぬねこれきし その1「ちび」

最初に飼った犬は雑種のおんなのこ
なまえは「ちび」
名付け親は父である

私が2歳半のころに引っ越し
その新居の近くで彷徨っていたこいぬ

当時はまだ外飼いが一般的で「ちび」も外飼い

さんかく耳に茶色短毛の中型犬
引き締まった体つき
目がボクサーのように少し出ているのが特徴的

ときどき逃亡 汗
3時間ほど好きに走り回って帰ってきていた


ちびに関する印象的な出来事

いつもは私が学校から帰ると
門の中でしっぽをふりふり待っている

その日は学校で登山に行ったため
登山靴だった私

家に着く直前に「ちび」が猛烈に吠えた

ええ!?と思ってのぞくと
私の顔を見た「ちび」が「あ!しまった!!!」
という顔をして犬小屋に引きこもった

いつもと足音が違ったから
知らないひとが近づいてきたと勘違いしたみたい
番犬として頑張ってくれていたんだなぁと

まだフィラリアという病気があまり認知されていない頃で
予防薬の投与をしていなかったため
10歳で感染して亡くなってしまいました

写真も全然ないけれど
私の大事な犬として記憶の中に鮮明に残っています

友達には「ブサイク」って言われたけれど
私にとってはとてもカワイイわんこでした

左から「花」「トト」「こはな」 2017-04-06


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