いぬねこれきし その1「ちび」
最初に飼った犬は雑種のおんなのこ
なまえは「ちび」
名付け親は父である
私が2歳半のころに引っ越し
その新居の近くで彷徨っていたこいぬ
当時はまだ外飼いが一般的で「ちび」も外飼い
さんかく耳に茶色短毛の中型犬
引き締まった体つき
目がボクサーのように少し出ているのが特徴的
ときどき逃亡 汗
3時間ほど好きに走り回って帰ってきていた
ちびに関する印象的な出来事
いつもは私が学校から帰ると
門の中でしっぽをふりふり待っている
その日は学校で登山に行ったため
登山靴だった私
家に着く直前に「ちび」が猛烈に吠えた
ええ!?と思ってのぞくと
私の顔を見た「ちび」が「あ!しまった!!!」
という顔をして犬小屋に引きこもった
いつもと足音が違ったから
知らないひとが近づいてきたと勘違いしたみたい
番犬として頑張ってくれていたんだなぁと
まだフィラリアという病気があまり認知されていない頃で
予防薬の投与をしていなかったため
10歳で感染して亡くなってしまいました
写真も全然ないけれど
私の大事な犬として記憶の中に鮮明に残っています
友達には「ブサイク」って言われたけれど
私にとってはとてもカワイイわんこでした
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