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Live2Dモデル制作の裏側【打ち合わせ編その1】

どうも、野沢菜じゃっこです。

今回はLive2Dモデル制作をするにあたって、イラストレーターさんとどういうやり取りをしているの?ってところを
現在制作中のモデルのやり取りををリアルタイムで追っかけながら紹介していこうと思います。
モデルの完成までシリーズで更新していくつもりなので今回は【打ち合わせ編その1】ということで。
早速やっていきましょ~!

クリエイター紹介

今回ご協力いただくイラストレーターさんは夜博さん!

スクリーンショット 2021-10-09 132432

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メール:yahirohakase@gmail.com

ふわふわとかわいい絵柄が特徴のイラストレーターさんです。
Youtubeで大体毎週土曜にお絵描き配信をされているのでよかったら覗いてみてね。

そしてLive2Dモデリングは私、野沢菜じゃっこが担当致します。

スクリーンショット 2021-10-09 134101

どうも、野沢菜じゃっこです。

じゃっこについて詳しくはこの記事を読んでね。
とりあえずLive2Dモデリングとかする人だよ。

打ち合わせの内容

今回のLive2Dモデルはnizimaにて販売する予定のモデルなので、キャラクターデザインやキャラクター設定など、どういったモーションをさせるかなどを話していきます。
また、ご依頼を受けてLive2Dモデルを制作する場合はご依頼者様も交えてこのようなやり取りを行います。多少形式は異なるけどね。

①今回の概要の確認

キャラデザ、イラスト→夜博さん
Live2Dモデリング→野沢菜じゃっこ
で試験的にnizimaでモデル販売してみよう!という企画。
売上が上がったらそこから折半でいこうとちゃっかりお金の話もまとまった(この記事の許可も取った)ところで

②簡単にキャラデザのテーマを考えていく。

夜博「女の子がいいよね」
じゃっこ「ロリでいこう!夜博さんと言えばロリだから(?)」
夜博「確かにそれはそう。何年生で行く?」
じゃっこ「小5で」
夜博「いい時期じゃん」
じゃっこ「“悟り→小五ロり”にあやかろう」
夜博「いいね」

という感じで「こういうのいいよね」「この要素欲しいな」みたいな話を進めていきます。

そうしてまとまったのがこんな感じ

・白系、明るめ、差し色に赤系
・モフモフ
・うさぎモチーフ、ウサミミ
・ロリ(外見)
・ロシアっぽい服装
・無邪気ぽさ
・うさぎっぽいアイテム
・ふとももは太く(うさぎなので)

そしてこれを元に
夜博さん「一回大ラフかいてみるかね。夜に出せるとおもう」と一旦解散。
実は深夜にTwitterで突然「やってみようぜ!」「いいぜ!」みたいなノリで始めたのでこのやり取りをしていたのは午前6時。
夜博さんは夕方寝てたから平気とのことだったが、じゃっこがダウン。
夜までにラフを描いてくれるとのことで安心して寝ることに。

③ラフができたぞおおおお

再びディスコードに集まって打ち合わせ。
夜博「とりあえず4パターン描いてきた」

案01

案02.03.04

じゃっこ「かわいい!!!!!!」

④作るデザインを選ぶ

この計4パターンの中からnizimaで売るLive2Dモデルとしての視点で精査していく。
全部かわいいけど、「nizima市場で売れるデザイン」という視点で考えたら「ただかわいいだけ」では周囲に埋もれてしまう。

そこで、Vtuberモデルとして重視される、「顔周りの派手さ」「似たようなデザインがなさそう」「一目見たときに目を引きそうかどうか」という所に注目して絞り込んでいく。

で、選ばれたのが二枚目真ん中のこのデザイン。

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1枚目と悩んだのですが、あっちは「既にほかの人が出していそう」と考え、こちらに。
個人の好みも多少あれど、重視するべき点を意識して選ぶようにしています。

⑤モーション、ギミックを考える

さて、ここからモーションやギミックなど、Live2Dで付与するものについて考えて共有するのがじゃっこのお仕事です。
ラフをお借りして通話しながら「ここはこういう動きをさせてみようと思っているんだけれど」とキャラクター、モデルの設定を細かく決めていきながら、それに合わせた動きを考えて、書き込んでいきます。

モーション案

ちょっと字が手書きなので読みにくいかもしれませんが、だいたいこんな感じ。
アイドリングモーションを多用し、平常時からふわふわと動くような設定にし、キャラクター性を出すことに。

また、Vtuberとして使いやすいよう、コートの着脱切り替えや表情変化ギミックなどを取り込むことにしました。

⑥次回の約束

2人とも仕事やそれぞれの活動があるので次は来週の金曜夜にディスコードに集まることに。それまでに夜博さんには表情変化のラフ横向きの顔のサンプルを用意してもらいつつ、じゃっこはパーツ分けの指示書を作ることにして解散。

以上が今回の打ち合わせの内容でした。
次回はパーツ分けの指示書を元に簡単な確認だけをして、そのあとはイラスト制作に入ってもらう予定かな。

打ち合わせの大事さ

じゃっこと夜博さんがわりと仲が良いので結構フランクにやり取りをしているけれど、用意する物や用意してもらう物は夜博さん以外にも同じような感じ。
というのも打ち合わせをすることで、キャラクターへの理解をイラストレーターもLive2Dモデラーも深めることができるし、
イラストレーターからすれば「自分のデザインしたキャラクターを大切にしてもらえるのか」という所の心配があると思うし、
「この子はこんな動きしない!」ってLive2Dモデラーとの解釈違いが発生する可能性もあるわけで。

そうならないために、こういう綿密な打ち合わせをじゃっこはしています。

これは依頼主の方がいる場合でも同じことで、
依頼主の方がどういうキャラクターを求めているのかについてしっかり分かり合えた方が良いと思っているから。
ほら、底辺とはいえクリエイターとしての矜持的な。

続きはまた来週の打ち合わせが終わってからかな?
次回以降からマガジンにまとめておきます。
んじゃ、また。

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