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「不機嫌」が嫌いな理由

先日ネットでお買い物したら、不在時に配達されていたようで「不在持ち帰り」のお知らせメールが届いていた。パソコンメールなので氣付いたのは夜遅くなってから。
あれ?不在票来てたっけ?郵便受けを見てみたけれどそれらしきものはない。

昨今いろんなところが「紙媒体を終了」していっている。
宅配業者もコスト削減で「不在票」は「不在でしたメール」に取って代わるのかしら?
そんな風に思ったりしつつ、パソコンで再配達のお願いをした。

翌朝になって、ふと心配になる。
これから「不在でしたメール」だけになるのだとしたら、パソコンメールではなくスマホで受信できるメールアドレスに変更しておかないと、氣付くのが遅れるなぁと。。。

なので宅配業者に連絡して聞いてみた。
すると「不在票は今まで通りお入れします」とのこと。
じゃあ何かの手違いかしらね、わかりました。
今後もよろしくお願いしますと電話を切った。

夕方になって再配達されて商品は無事に届いた。

だけれども・・・帰り際に配達員の方はちょっと不機嫌そうに
「何かあったら、直接お電話ください」とおっしゃった。

ん??
直接お電話って配達員の方に?
不在票入ってないのに、どうやって連絡先を知れとおっしゃる?

不機嫌そうな理由は、推測でしかないけれど「不在票入れ忘れ」を怒られちゃったのかなと思う。
「そんなことぐらいで配達所へ連絡しなくても、直接言ってくれればいいやん」って感じかなと。

私が配達所へ連絡したのは文句を言うためではない。不在時の「紙での通知」がなくなるとすれば、メールアドレスをスマホで受信できるものへ変更しないとな〜と思っていたからだ。
どの通販会社がどこの宅配業者を使うかわからないので、利用している通販サイトのメールアドレス全てを書き換えるのはかなり面倒だなと思っていたのは事実だけれど。
なので問い合わせの最中にも何度も「クレームじゃなくて、確認なの」と言ったんだけど。。。


あ、でも私が「不機嫌そう」と思ってるだけで、もしかしたらその配達の方はごく普通で、特に不機嫌ではなかったのかも知れない。
そんな前段があったから、私が勝手に「不機嫌そう」と思ってしまったのかも?


と言うのも。。。

私の周りには昔から「不機嫌そう」な人が多くいた氣がする。
父、姉、伯母、かつての上司、アルバイト先の先輩・・・彼らは機嫌を損ねるとニコリともせず口もきかなくなった。

実際に私は何にもしていない。というか「会っていきなり不機嫌」で目も合わせない、なんてことも多かった。
私には関係なく、彼らはただ単に「その時、機嫌が悪かった」だけなのだ。

だけれども、子どもの頃はそれがよくわからなくて

「私が何か悪いことしたんだろうか、とりあえず謝らなくちゃ」なんて思ってた。


小さい頃に刷り込まれたこういう状況って、大人になってもなかなか修正しづらいもので。
「自分が何かしたか、してないかに関わらず、不機嫌そうな人を見かけると謝る癖」から抜け出すのはなかなか難しいのだ。

今でも油断していると「不愉快そうにしている人、何かに怒っている人」を見てつい謝ってしまう。原因が自分にないのは明らかなのに。

「ごめんね〜」って言ってから「あれ?私なんで謝ってるんだろ?」と思う。

そうだよね、私が原因じゃないのに不機嫌になってる人からすれば
「何?この人、何で謝ってるの?何かしたの?」って不審がられるだけだ。

もちろん、何か氣分を害するようなことをしたのなら謝罪するのは当たり前なんだけど。


そんな子ども時代を過ごしたためか、私自身は「不機嫌を前面に押し出す雰囲気」を醸し出すのが超下手くそ(笑)

「不機嫌を前面に押し出す」のは周りの人に対して「関わるな、近づくな」の合図としては大変有効だと思うのだけれど、如何せんその場のムードが台無しになってしまいかねない。「近づくなオーラ」は時として便利だけれど、相手に「威圧感」を与えるだけになることもあるものだ。

じゃあ私がちょっと不機嫌になってる時、人にあまり関わってほしくない時はどうしているか?
答えは「極力気配を消している」だ(笑)
最近ではそれも癖になりつつあって、気配を消したまま話しかけたりすると「え?いつからそこに居た?」なんてふうに驚かれたりもして・・・

こんな風に考えみると〜
不機嫌っていうのは「思い切り気配を相手に伝える手段」なのかも知れないね。

だとしたら・・・
気配を伝えてみたくなったら、思い切り不機嫌を装ってみるのも良いかも知れん、多分出来ないけどね(笑)




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