いつもは見えていないけれど
文字にすると見えてくるもの
心の動き

自然に生きている中で
感じることはできていて
そのままでもいいんだろうって思っていたけれど

なんとなく文字に置き換える癖がついて
こうして心の中を書き留めていく

一旦文字に置き換えてしまうことで
安心して信頼して
一息ついてしまったら

その文字を信頼しすぎて

文字から受ける印象でしか
考えられなくなって

心の中に直接入ってきていた
いろんなイメージが
伝わらなくなってしまった

不思議だね

心の動きを直接感じていた時と

文字から
文字を紡いだ言葉から

伝わる感覚はちょっと違う

安心しちゃいけなかったんだ

文字や言葉で

全部が表せていると

そんなふうに思っていたとしたら

大きなものを失うところだった

心の動きは動きのままで

言葉より確かなものはないなんて

迷信を信じていてもいなくても

心の動きは書き留めることなく

ただ感じていればいいだけだった

誰かと分かち合うこともなく

ただ自分一人だけで

一人で感じているだけで

心は繋がって

そこから周りへと伝わっていく

そのことへの信頼を取り戻すために

今の心の動きを

文章という形にして残しておこう