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肩関節周囲炎のお話


数年前に肩が痛くなった。いわゆる四十肩とか五十肩とか呼ばれるアレ。正式には「肩関節周囲炎」と言うらしい。


事の起こりは、数年前の夏の終わりの畑仕事中。枯れたキュウリのツルを、緑の野菜ネットから外していて、右腕でブンと引っ張った時に、ん?右肩に違和感が。その時はちょっと力を入れすぎたかな〜と思って、家に帰って湿布を貼った。

痛みはじんわりしたもので、病院へ行くほどでもなく、数日すれば氣にならない程度だと思っていたものの、なんだかずーーっと違和感が続いていた。動かすたびに、痛みが強くなってきたのは秋の終わり頃。


電車でつり革を持とうとして、途中でイテテ!右腕が上がらなくなり、そうこうするうちに、寝返りすると痛みで目が醒めるようになり、最後には痛くて夜寝られなくなった。。。


骨や腱に異常があると困るなぁと、整形外科へ行った。レントゲン撮るも特に異常は見つからず。(いつものことだな・・・(笑))

四十肩・五十肩の類だと先生に言われる。痛み止めをもらって、リハビリの運動を療法士さんに教わる。毎日通えと言われたけれど、二日しか行かなかった。なぜって・・・家で自分でも出来る運動だったから😆

療法士さんに教えてもらった運動プラス、ネットで接骨院関係の方々が出しておられる動画を参考に、痛みがひどくならない程度にリハビリを続けた。

そうして冬が終わる頃・・・

右肩の痛みが少し落ち着いてきたら、左肩がピークを迎えた。そうなんです、私、なんと両肩ほぼ同時に「肩関節周囲炎」になったのでした。(ピークは2ヶ月ほどずれてはいたけれど)


両肩が痛いので、寝返りが全く出来なくなりました。というか、横になって肩が下がると痛いので、両腕の隣にクッションや布団で山を作って、その隙間に挟まって横になるぐらいしか出来なくなり・・・続けて2時間寝られればいい感じの日々が続きます。実はこの辺りの記憶があんまりないので、睡眠不足と痛みで、毎日朦朧とした状態だったんだろうなと思います。


どこかしらに痛みがずーーっとある状態なので、神経のセンサーも変になったのか、肩から腕が痛いだけだったのが、だんだんと上半身全部が痛い、何をしても痛い、立ち上がって歩き始めが痛い、小走りでも股関節や大転子が痛い。首を回しても傾けても痛い。最終的には、全身が痛い、皮膚にそっと触れたりしても、痛い〜!痛いもんは痛い!そんな日々が続きました。

そんな中ですが、仕事は休めず・・・泣きそうになりつつ出勤しており。

一番大変だったのが、朝、ヤカンでお湯を沸かし、ポットに移す動作。肩も腕も上がらないので、手首でヤカンを持ち上げていたら、手首まで痛くなり・・・(∋_∈)  ホントにこの頃、どうやって生活してたんだか、わからないぐらい。


こんなこっちゃあかん!そう思い立ち、ネットで調べ漁る日々が始まりました。

良いと言われてることは、なんでもしよう。この痛みが消えるなら!と置き針やお灸、ツボ刺激。身体を温め、月に一度、カイロプラクティックで治療をしてもらいつつ、過ごしました。

色々調べていくうちに、痛いところと悪いところは別な事がある事(トリガーポイント論)や、体は全部繋がっていて、反射区と呼ばれるものがある(足つぼマッサージなどはそれを利用したもの)こと。私の場合、股関節など下半身の痛みは肩関節の痛みが反射したんだろうと思い当たりました。

なるほど。股関節や太ももの外側はビリビリ痛いけれど、そこが悪くて痛いわけではないんだ。そう思うと少し氣分が落ち着きました。

そうして全身をケアする必要があるんだというところへ辿り着き・・・


食べるもの、着るもの、使うもの、とにかく生活全般を見直すきっかけを私に与えてくれることになりました。


その年の秋の終わりから翌年の梅雨あたりまでのこの半年間は、私にとってはとてもとても辛い時間でしたが、その時期があったことで、その後の病院・西洋医学との付き合い方、食品や調味料・その成分などに対する考え方、自分のカラダとの付き合い方を考える、良いターニングポイントになったな〜と、思えるようになりました。

現在は・・若干右肩の付け根あたりに少し引っかかるところが残ったものの、普通に動かす分には問題なく、畑仕事もジムでのヨガやストレッチ、ダンスなど〜いろんな事が出来るよう回復しています。

実は土曜日に、久しぶりにジムで筋トレを少々・・・日曜の朝は思い切り、筋肉痛でしたが、畑に行って作業してきました(笑)暑かった💦


あ・・・畑の写真、撮ってくるの、忘れた〜!それはまた別のお話(*´艸`)




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