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【読書時間】動物と人間の関係を考える_アレックスと私

アレックスと私 (ハヤカワ文庫NF) https://amzn.asia/d/4RoiqI1

ペットを飼ったことがない私は動物と人間の触れ合いについてあまり考える機会がありません。

この「アレックスと私」という本はそんな私が動物と人間の関係について考えさせられる作品だったと思います。

このアレックス君ですが、表紙の通りヨウムという大きなインコでして、言葉を発するだけではなく、理解したとのこと。信じられないような賢さは本を読んで頂ければと思います。

まずは「彼の訃報」から始まり、作者( 研究者 )の生い立ちやアレックスとの出会い、アレックスの知能について、そして別れについてが作者の研究者としてのキャリアとともに描かれます。

作者は研究対象としてアレックスを接してらっしゃったと思いますが、友情でもない、パートナーでもない正に「アレックスと私」としか言いようのない関係を築いてらっしゃったと思います。

人間(私)が動物を意識して見るのは動物園かYouTubeかぐらいしかないと思ってきましたが、実は無意識に繋がりがあるもので、「関係」を見直すのが必要、そうでなければあっという間に関係が悪くなるんじゃないかという気がしてきました。この本で自然保護や動物愛護に関して大きく考えが変わったということはないんですけれども。
それがもやもやまだしていてぱっと言葉にできるのがまだって感じです。


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