https://amzn.asia/d/3FrHKkH

タイトルだけ聞くとひどい話に聞こえます。いわゆる「親ガチャ」の話かと。
そんな単純な話じゃないです。
努力次第で何でもあなたはできるんだ、でもなく
生まれた時点であなたの運命は決まっています、でもありません。

自分の能力（性格）が生まれた環境にどのように適用していこうとするのかも、あなたの生まれ持った「能力」によって変わっていきますよ、という話です。
ド文系のわたしの解釈なので、ものすごい簡潔に書いてしまいましたが、もって丁寧に書かれています。

遺伝的に◯◯な傾向であることも知りながら、今自分のいる環境は◯◯であると両方をしっかりと把握しておいて、やること・やらないことを軌道修正をかけるのがベストなんだな、と思います。
そのような人生はドラマにも感動的なものにもならないですが、これが自分の生きる道であると、思えばそれでいいのかと。

自分が今できることとして考えられるのは、周り（とくに子供に）
あなたはできるんだから、というプレッシャーも追い込み過ぎる事はしてはいけないし、できなくても大丈夫、と楽な方へ逃げさせないこと。
そのさじ加減がわからないので、苦しいのですが。

こういった学問を「行動遺伝学」と言うそうで以前読んだ「運は遺伝する」もこの事が書かれていました。過去の負の歴史からあまり大きな声で言えなかった歴史があるらしいのですが、最近この手の本は増えているような気がして、もっと読んでみたいと思います。