副交感神経のスイッチを入れる

一日中フル回転で働き続けた脳や体を落ち着かせるためには、夜間はコンピュータや携帯電話のスクリーンを見ることを控える必要があります。

目から入る明るい光のせいで、脳が昼と夜を勘違いするからです。

照明を落としたり、ぬるめの湯船にアロマオイルを入れてゆっくり浸かったりなど、心身ともにリラックスできる環境をつくることも、交感神経のスイッチをオフにするための大変有効な方法です。

お部屋でお香を焚いたり、アロマをディフューズするのはオススメです♪

交感神経優位な状態が、長期にわたって続いたせいで体が弱ってくると、いくらリラックスしたくても仕事のことが頭から離れず、就寝中も常に頭が働いているような感じが続き、それを拭うことができないという方も多くいらっしゃいます。


これはなぜなのでしょうか。


交感神経をオフにするためには、副交感神経をオンにしなくてはなりません。

しかし、心身が忙しさから解放されれば、副交感神経のスイッチも自動的に入る、というわけではありません。
副交感神経がオンになるためには、副交感神経が働くために必要な栄養が供給されなければなりません。


その代表格がカリウムなどのアルカリ性ミネラルです。


カリウムは、昆布、わかめ、ひじき、野菜、果物、イモ類に豊富に含まれているので、それらを積極的に食べることは、副交感神経を働かせるためにとても有効です。

一方で、砂糖、コーヒー、アルコール、精白された穀物(白米や精白小麦製品)などはカリウムを体から奪います。

皮肉なことに、疲れている人ほど日常の食生活で野菜や海藻が不足し、ご飯、パン、麺類、甘いデザートを好む傾向があります。

さらにはエネルギー不足と低下した集中力を、コーヒーなどのカフェイン飲料でごまかし、家に帰れば体は疲れているのに、なぜか興奮状態の収まらない脳を、お酒で無理やり鎮める人が多いです。

このような生活が続くとカリウム不足に陥り、副交感神経が働くことができません。
そうなると、交感神経が優位状態から抜け出せないので、リラックスしたくてもできなくなってしまいます。

このようにカリウム不足は、慢性的な交感神経優位状態が引き起こす、高血圧、心臓病、脳梗塞などのリスクの上昇と、副交感神経が適切に働けないことと深い関わりがあります。

必須ミネラルは現在16種類が必須と言われています

ミネラル

毎日摂取するごく微量なミネラルは生命維持に不可欠な栄養素です。
ですがどれ一つとして、体の中でミネラルは作りだすことはできないので、
食べ物から摂らないといけません。


・栄養学革命の父アールミンデル博士:
ビタミン・バイブル著者
 
ビタミンは確かに身体にとって有用な栄養素だが、ミネラルの助けなくして何の効果も発揮できない。
ミネラルこそ栄養界のシンデレラだ。
ビタミンはミネラルの助けなしには吸収されることも、その機能を果たす事も出来ない。

・ライナス・ポーリング博士:
(アメリカの量子化学者、生化学者。ノーベル賞を2度受賞した唯一の人物)
私たちの体には、72種類以上のミネラルが必要である。
どんな病気も、すべて例外なくミネラル不足に帰する」 

交感神経優位状態にある患者が訴える典型的な症状は、寝つきが悪い、イライラしやすい、腰痛、ギックリ腰、関節が硬い、首の痛み(頚椎1〜3番)、頭痛、目の裏の痛みや不快感、痛みがいろいろな部位に移動するなどがあります。

また、上部頚椎の周りの筋肉が硬くなっているため、迷走神経(第X脳神経)の流れが悪くなります。

首の不調がある方、多くの副交感神経の働きを司る迷走神経の流れが悪くなることは、交感神経優位を助長し、結果的に、消化機能、睡眠、生殖機能を妨げることになります。

迷走神経はダイレクトに腸に繋がってたりしますので、腸と脳の関係もあります。
腸脳相関

副交感神経を優位にするためには、首と骨盤が大きく関わってますので、
骨格を整えるということは、健康美の基本になります!

あらゆる症状は背骨の状態と関係があります!

整えた骨格を維持するために、枕や寝具、運動や体操、日々の生活態度の見直しが重要になります。

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