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カタクリの花と鳥見 鳥見散歩<I神社・K山編> 2024年3月

 鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんとI神社近くの駐車場で待ち合わせをしました。

 待ち合わせができそうで、しかも鳥のいそうな場所ということでI神社になりました。 

 I神社は山の上にあります。
 ふもとでは地元の人たちがカタクリを丹精込めて育てています。

 カタクリの花が咲く時期には少し早かったのですが、数本咲いているのを見ることができました。

カタクリ

 カタクリを見終わると、モカさんはおもむろに山を登り始めました。

 山を登るとは聞いていなかったので、慌てて後を追いました。

ツグミ

 山頂には神社が祀られていました。

 せっかくなので手を合わせてご挨拶しました。
 モカさんは私の次に手を合わせました。

 モカさんが「こっち」と言って神社の隅にある木まで案内してくれました。

 「前に来たとき、ここにフクロウがいて」
 「えっ、フクロウ?」
 「その時は鳥に興味なかったけど『こんなところにフクロウがいるんだ~』って」

 モカさんがニコニコしながら言いました。

 その枝をよく見てみたけれどフクロウの気配はありませんでした。

 神社の参道(頂上までの階段)を一気に下って、モカさんは正面にあった次の山を登りました。
 ここでも山に登るとは聞いていなかったので、慌てて追いかけました。

 私が感心しながら
 「ここ、登れるんだ」
 「来たの、はじめて?」
 「うん」

 すぐに小鳥に囲まれました。
 「そこにエナガ」
 「シジュウカラも」

シジュウカラ

 モカさんが遠くをさして
 「あそこにアカゲラがいる」
 私は一生懸命見たけれど、見つけられませんでした。
 「ごめん、分からないみたい」

 「そこに白い木があるでしょ」
 「白い木が分からない」
 私の目には白っぽい木はまったく見えず。

白い木…😅

 モカさんはものすごくていねいに教え始めました。
 「そこに木があるでしょ、その向こうにもあるでしょ」
 「穴の空いた木」
 「その穴の空いた木の後ろの、その後ろ木」
 「あっ!」

 信じられないくらい奥にある木にアカゲラがいて、コココココと枝をつついていました。
 「よくあれに気付いたね・・・!」

 モカさん、超能力者か!?

アカゲラ
露出を上げてみた

 しばらく進むと、袋とトングを持っている女性に声をかけられました。
 「鳥に詳しいですか?」

 女性が知りたいのは、群れを作って木に止まっている茶色い鳥だそうです。

 この時期に群れを作る、この辺りで見られる、木に止まっている、茶色系というのが当てはまるのはそんなに多くありません。
 「カワラヒワ?」

 持っていた図鑑を見せたところ「もっと茶色いの」と言われてしまいました。

 ちなみに、他に当てはまりそうなのはこちら。
 「アトリ」(でも、茶色くない)
 「カシラダカ」(でも、高い木より、土手など低い場所にいる)

 結局分かりませんでした。

 モカさんが
 「今の人、松ぼっくりを拾っていたね」
 「えっ、ゴミ拾いしているのかと思った」

 モカさんが案内してくれた先に小さな展望台がありました。
 すぐ下に走る国道がよく見えます。

 「ここ、国道から丸見えだね」
 「気がつかなかったの?」

 今まで、まったく気付いていなかったけど、次からは国道を走りながら山を見上げようと思いました。

 山を下りてからお茶の時間にしました。

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