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探鳥会レポート<T湖&O用水編>1/2話 2022年11月 ヨシガモがいます

    先日、ゆる支部主催の探鳥会でした。
 この日は平日で、休暇を取って参加しました。

 集合場所がよく分からないまま現地に到着。
 看板が出ていて、その少し先の道が広くなったところに役員が立っていました。

 近寄って窓を開けた私に
 「この先に、詰め込み駐車ね」

 言われたとおりに林道を曲がり、ちょっとした広場に車を止めました。

 広場にはすでに何人か集まっていて「おはようございます」と、あいさつをしました。
 みなさんも笑顔で返してくれました。

 この日はチョコレートを持ってきていました。

 T湖はすごく山の中で、トイレが心配でした。
 途中のコンビニでトイレを借り、袋入りのチョコレートを買ったのです。
    それをみんなに配りました。

 ゆる会長の
 「T湖まで移動しましょう」
 という合図で、舗装された道路を歩き始めました。

 ジュリジュリ
 さっそく出迎えてくれたのはエナガの群れでした。
 ピンポン球みたいな感じで、ポンポンポーンと飛び去っていきました。

 T湖を見下ろせる高台に出ました。
 かなり広い湖で、ごま粒のようにカモ類が浮かんでいるのが見えました。

 白いのが気になって注視してみると、カンムリカイツブリという首が長くて白いカイツブリでした。
 他にも白いのがいたので注視してみると、ハジロカイツブリにミミカイツブリでした。
 黒いのを見てみるとほとんどがオオバンという真っ黒な水鳥でした。

 ゆる会長と役員はスコープという望遠鏡を使ってさらに詳しく見ています。
 「カンムリカイツブリが多い」
 「ミミカイツブリが来ている」

 私はヨシガモを見つけました。
 「Mさん、そこの左の入り江にヨシガモの群れがいます」
 役員のMさんはけげんな顔で
 「いや、ここにヨシガモは来ない」

画面中央から左斜め下がヨシガモ。
頭に緑色の光沢があります。


 私はカメラを取り出して、撮影した写真を拡大しました。
 ごま粒のような鳥を拡大したのだから、それはもう水ににじんだような写真だったのですけど。
 「あの特徴のある緑のギラギラはヨシガモですよ」

 Mさんはいきなり
 「ナポレオンハーット!」
    と、謎の台詞を叫びました。

 図鑑を開いてみんなに示し
 「ヨシガモがいる」
 「興奮するとナポレオンハットみたいになるんだ」

 「ここの湖でヨシガモを記録したのは初めてだ」
 「あんたのお手柄だ」
 役員のMさんからそんな風に言ってもらえました。

 水鳥を確認した後、さらに奥の見晴らしのいいところに移動しました。

 奥に移動しましたが、あまり水鳥は多くありませんでした。
 コガモとオオバン、ハシビロガモがいたくらいです。

 それから元来た道を戻りました。

 ピーツピー
 シジュウカラの混群が近くを通り抜けていきました。
 エナガやヤマガラの声が混ざっていました。

 最初に行った高台のところで鳥合わせをしました。
 今日見た鳥を確認し合う作業です。

 「オオバン、いましたね」
 「カンムリカイツブリ、いましたね」

 あらかじめ、見られそうな鳥を一覧にしてあったのですが、ヨシガモは一覧にありませんでした。
 手書きでヨシガモと書き込みます。

 ヨシガモが私にとって、ちょっと特別になった日でした。

 この後、探鳥会ご一行はO用水に移動しました。 

2につづく。

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