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カラスザンショウ探し 鳥見散歩<K自然観察園編>1/2話 2024年1月

 先日、鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんと鳥見に行ってきました。

 古くから栄えたK市は森林公園を自然観察のための施設として整備しています。

 ここにはカラスザンショウの大きい木があるらしい。

 カラスザンショウは、木の実に油分が多く、冬になると小鳥が実を食べに集まります。

 こちらには何度か足を運んだことがありましたが、カラスザンショウの木には気がつきませんでした。

 大きな木があるというのも本を読んでで知ったのですが、ここはひとつ、一度行ってみようということになったのです。

 先を歩くモカさんが振り返って
 「こっち?」
 「あ、本を置いてきちゃった」
 「でも、だいたいこっちだったよね」

 だいたいの記憶で園内を歩きました。

 先にカラスザンショウを見つけたのはモカさんでした。
 「あった、これじゃない?」

 枝の先に穂のような実がついている木がありました。
 落ちていた穂を拾ってみると、黒くてつやのある実が固い殻の中に残っていました。

 残っている実はほんの数個でしたが、小鳥たちの冬の間の大事な食料です。

 カラスザンショウの幹にはとげがありました。
 特徴のある木肌だったので、見慣れると、次々にカラスザンショウの木が見つかりました。

 面白いと思ったのは、あちこちに実が成りそうな幼木がたくさん生えていたことです。
 千両(赤い実が付く木)、柊など。

 きっと鳥たちが運んだ種が発芽したのだと思います。

 あと数年したらここは鳥がたくさん来る森になるでしょう。

 カラスザンショウを確認したので、ここでUターンしました。

 途中、足元からシロハラが飛び立ったのですが、残念ながら撮れませんでした。

 山を下りて、ネイチャーセンターに行きました。
 ここでは、今冬に園内で観察された鳥の種類を確認できました。

 展示資料によると私たちが見たかったトラ模様の鳥は来ていないらしい。
 残念ですがここで確認できたのは良かったです。

 気を取り直して、次にトンボ池に向かいました。

2につづく。


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