先日、鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんと鳥見に行ってきました。

　Ｋ山のふもとにある公園の池近くに車を停めました。

　お昼を食べたばかりなので、モカさんは少し休憩したいと言いました。

　私はお昼を食べた後にいつも散歩に行っているくちなので、車から見えるあたりを散策することにしました。

　池のほとりを歩いていて、可愛い鳴き声に気がつきました。
　水面を覆うように木の枝が伸びていて、その下に鳥の気配がちらちらしています。

　鳥が水を飲みに来るのにぴったりな場所だと思って、そっと覗きました。

　そこにいたのはエナガの群れでした。
　木の枝が水面まで伸びているところを利用してぴちゃぴちゃと水浴びをしていたのです。

　エナガはにんげんに気付いていなかったので、かわいらしい水浴びを堪能できました。

　さらにメジロがペアでやってきて、仲良くぴちゃぴちゃと水浴びしていきました。

　藪から小鳥たちが飛び去るまで堪能しました。
　得した気分です。

　すーっと軌跡を描いて池の対岸に止まった鳥がいました。
　見てみるとカワセミでした。

　胸のあたりが灰色っぽい感じでした。
　白化？と思いながら接近したところ、逃げられてしまいました。

　すぐに逃げられてしまったので、闇夜のカワセミみたいな写真しか撮れませんでした。

　車の方を見てみると、モカさんが歩く準備をしているところでした。

　モカさんの元に戻って合流し、改めて一緒に歩き始めました。

　Ｋ山公園は山の麓にあるだけあって、鳥が多いと感じます。

　私たちの目の前の垣根や植え込みの間を中くらいの鳥が飛ぶのでした。

　モカさんがつぶやきました。
　「ガビ天」
　「ん？ガビチョウのこと？」

　垣根、植え込み、そこら辺の木の根元、丸太の上。

　あちこちにいる鳥がすべてガビチョウだったのでした。
　さすが日本侵略的外来種ワースト１００、すごい繁殖力です。

　公園内を歩いていると、大きなカメラを持った人に声をかけられました。

　その人はルリビタキを見に来たそうです。
　でも、エサをあげている形跡がないし、今年は来ていないのではないかと言いました。

　その話を聞いて、私もモカさんもガッカリでした。

２につづく。