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鳥の子育てシーズン 探鳥会レポート<T峡編>2/3話 2024年4月

 先日、ニコ支部K分会の探鳥会に参加してきました。
 場所はT峡です。

橋から見下ろしたところ
住宅地に近いとは思えない絶景

 探鳥会ご一行は橋を渡ってダムに向かいました。

 「そこにセグロセキレイ、何かをくわえている」

 ダム設備の分かりやすいところにセグロセキレイがいて、虫をくわえていました。

セグロセキレイ

 「そこに、キセキレイ」

 「ごめん、わからない」
 私が白旗を揚げると園子さんが教えてくれました。

 「いちばん上の電線、背景が緑になって見えにくい」
 「あ・・・分かりました」

 キセキレイも虫をくわえたままじっとしていました。

キセキレイ

 T分会で役員を務めるベテランのHさんが教えてくれました。
 「きっと近くに巣があるんだよ」
 「巣の場所を知られたくないから、動けないんだ」

 その話を聞いて「なるほど」と納得し、慌ててその場を離れたのでした。
 可愛いヒナがおなかをすかせて待っているのに違いありませんから。

 周辺を歩きましたが、特に収穫は無く、また元のダム堤体に戻ってきました。

 「今度は電線にセキレイが3羽いますよ」

 先ほど見た電線に、セグロセキレイやキセキレイが虫をくわえて、黙って止まっているのでした。

 慌てて通過する探鳥会ご一行です。

 探鳥会ご一行はダムの脇を歩いてY山を目指します。

 Y山登山道入り口で前を歩いていた人たちが足を止めました。

 近寄ってみてビックリ。
 針金を組んだフェンスに鳥がぶら下がっていたのです。

 「なに?」
 「シロハラだって」

 羽根がフェンスに絡まって取れなかったのだろうと誰かが言いました。
 実際、そういう状況に見えました。

 生きているうちに助けてくれる人が通りがからなかったことがとても残念です。

 シロハラをそのままにして歩き始めました。
 いつか自然に還るかもしれません。

 Y山の途中でヤブサメが出るポイントがあるそうです。

 とにかく登山道が急坂で、もくもくと歩いたので、ヤブサメはよく分かりませんでした。

 山頂に着いて、山頂神社で手を合わせました。
 ここでしばらく休憩になります。

3につづく。


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