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アオサギと魚 鳥見散歩<T沼編>2/2話 2024年3月

 ある日、T沼に行きたくなりました。

 T沼の南には、沼辺まで降りられる細い道があります。
 その道を降りてみることにしました。

 浅瀬がずっと広がっています。
 鳥の姿を探したら、コチドリが浅瀬で地面をつんつんしていました。

 コチドリは初夏になると日本に来る鳥なのに、今年はずいぶん早いです。

コチドリ

 以前に鳥に会えた場所をチェックしながら歩きました。
 でも、シジュウカラの声が聞こえるばかりでした。

 沼辺にアオサギを見つけました。
 口の中で魚をモゴモゴさせています。

モゴモゴ
モモモモモ
ゴゴゴゴ

 その周囲に2羽のアオサギ、横から獲物を奪えるんじゃないかと狙っています。

 魚が大きすぎて飲み込めないアオサギ、食べられないけど獲物は渡したくない。
 口から吐き出すけど大事に守るようにしています。

 無理に飲み込んで、やはり飲み込めずにがはっと吐き出しました。
 周囲にいた2羽のアオサギはそれを見て「なーんだ」という感じで去って行きました。

 鳥の世界もなかなか無情です。

いちばん左のがモゴモゴアオサギ
残りの2羽は見てないふり

 カモがたくさん集まっている水辺がありました。

 ヒドリガモが多くて、ホシハジロも混ざっていました。
 遠くにはカンムリカイツブリが見えました。

ホシハジロ
カンムリカイツブリ(夏羽)

 珍しいカモがいないかと、水辺にいるカモを1羽1羽見てみました。

 すると、まだアメリカヒドリが残っていました。
 ゆっくりと草を食んでいるところを眺めてきました。

緑のアイシャドウがアメリカヒドリ

後ろの茶色いのは
通りすがりのヒドリガモのメス

 このあたりから対岸に弁天様が祀られている島が見えました。

 先ほど見たヘラサギが弁天様付近の浅瀬に戻って水の中にくちばしを入れているのが見えました。

 けっこう飛んで移動している印象を受けました。
 きっとカメラマンたちが追いかけているのだろうなぁ。

 なお、こちらの記事はヘラサギがT沼からいなくなったのを確認してから掲載しております。
 ご了承ください。

 その先にクイナが来る水場があります。
 いつものようにカメラマンがイスに座ってクイナを待っていました。

 その前に広がる葦原は、焼かれてしまったため、視界がだいぶ良くなっていました。
 こんなに丸見えでクイナが出てくるのだろうかと心配になりました。

 少し歩くと公園に出ました。
 噴水の所でカルガモが休んでいました。

 少し進むと、T沼周辺の湿地になりました。
 ここも葦が焼かれて地面が黒くなっていました。

焼かれて真っ黒
きっといい葦が生えます。

 遠くまで見通せるのが新鮮でしたが、見通しが良すぎて鳥がいません。
 地面に飛び降りたモズが見えたくらいでした。

モズ

 白鳥沼にも寄ってみました。

 ハクチョウの姿はなく、カワウが数羽いたくらいでした。

 後半はあっという間に一周してしまいました。

 朝のうちは桜がまだつぼみだったのですが、一周している間に気温があがり、咲き始めていました。
 桜の花を楽しんでから帰路につきました。

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