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『ペルソナ6』の主人公はZ世代なのか

『ペルソナ3 リロード』がおもしろかったです。正統派リメイクという感じ。

『ペルソナ5』の良かったところも引き継ぎ、骨太なテーマはそのままに、今の時代に生まれ変わったスタイリッシュな作品になっていたのが嬉しかったです。

個人的に一番最初にプレイしたペルソナシリーズなので思い入れもあり、エンディングは「ふおおおお……」となりました。言葉にできない。

アイギスのビジュアル良い


今は『ペルソナ5 スクランブル』やっています。こちらも楽しい!
購入前は無双の印象があったけれど、ちゃんとペルソナのアクションRPGって感じ。
ストーリーも『ペルソナ5』の続編という感じでしっかりあって、怪盗団がわちゃわちゃしているのが楽しいです。

アクション苦手なのでメインは夫がプレイしている


学園ジュブナイルRPGの難しさ

ゲームで「現代劇を描く」って難しいんじゃなかろうか。
特に『ペルソナ』は”学園ジュブナイル”にこだわりを持ち、少年少女たちの成長を描いてきていました。

かけがえのない学生時代の経験は、それをともにした仲間、場所、娯楽などの思い出とあわせて、社会人になってからもずっと強く残りますよね。なおかつ、卒業とともに別れが訪れ、社会に出て、これからは自分の頭できちんと考えていかねばならない人生の転機を、誰もがきっと通過してきたはず。そんなときに、人間関係なり作品なりで多様な価値観に触れておくと、自分で少しは地に足のついた考えかたができたり、他人の声に対して自分の意見を言えるようにもなる。“批判”ではなく、“批評”できる力を身に付けてこそ、その思いが他者に伝わり、もしかしたら世界を変える力にもなるかもしれない。その一助になりうる作品として、ジュブナイルというジャンルをとらえています。

ファンタジーよりも現代もののほうが、シナリオをどこまで攻めるか、どうやって10代の少年少女の多感な感情を表現するのか、描写が不適切といわれないか、など考えるべきことが多いとおもうんです。

情報が消費される時代になって、流行り廃りは以前よりもスピーディーになっています。
開発にある程度時間がかかるし、開発当初に想定していた設定が使えなくなるなんてことも起きそう。

そんな中で、『ペルソナ6』が制作されるとしたら、そもそもターゲットをどこの世代にするか。

『ペルソナ』初代が発売されたのが1996年。その当時リアルタイムでプレイしていた人たちって、今の40〜50代が多いのではないでしょうか。

メインターゲットをそこに合わせて、彼らに受け入れられやすいように創られた少年少女は、2020年代の現実でZ世代と呼ばれる少年少女と乖離があるのではないか。

反対に、今の10代向けに「Z世代」の少年少女を描いた作品がどこまで当人たちに届くのか。かつ、Z世代のブームや言葉遣いなどは、おじさんたちにはしんどいところもあるんじゃないか。

ターゲット設定は難しそうですが、『ペルソナ5』が万人にお勧めできるRPGとして傑作なので、それも超えてくれるのではないかと次回作も期待しちゃいますね。

余談ですが、『ペルソナ3 リロード』が良かったところは、原作同様に2009年当時のままで描いてくれたこと。

懐かしさもありつつ、あの年代に同じように学生をやっていた年齢層からすると受け入れやすかった。


次はファンタジーだ!

相変わらずお洒落なメニュー画面

アトラスの新作は『メタファー:リファンタジオ』も楽しみです。今年の秋発売予定。

現代劇で描きづらい部分が、ファンタジーになることでどんな物語になっていくのか今から期待大。

うーん、今年もゲームラッシュだなあ!

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