初めまして、またはお世話様です。
平日は普通に仕事をしながら、趣味に印刷所をしている水鏡千里(みかがみ ちさと)です。

元より、紙が好きで始めた印刷所のため、今回は紙の魅力について存分に語る前に、だいぶ昔に紙の解説資料を無料で配っていたじゃないですか自分は！！

一カ所だけ誤記がございまして、紙の目の横線は本当は縦線です。
大変失礼致しました。

久々に見返してみましたが、紙isナニ？という基本を解説した簡単な教科書なので一度目を通しておくと、コピー本を作る時に参考になると思います。

でも私が語りたいのはそこじゃない！！

一目惚れしたのはスノーブル、この紙のためだけに最初は本を作りました。

次に作ったのはスタードリーム。この紙も素晴らしい。

その次はディープマット。

そして初めて表紙を依頼したのはキュリアス。

上記四冊ですが、すべて紙の名前がタイトルに入っていて、書き下ろしストーリーに絡んでいます。

・スノーブルを踏み締めて
・スタードリームに魅せられて
・ディープマットで戯れて
・キュリアスブルーの旅路

キュリアスには英語で「好奇心旺盛な」という意味があるそうです。

この時期から、私は本格的に本を出し始め、紙の魅力へ次から次へと取り憑かれ、紙屋行脚とサンプル収集が始まりました。

さて、印刷所のを副業としているので折角なのでお役立ち情報および裏話もセットに語らせて頂きましょう。

まず、仕入先で外せないのがこちら。

https://www.kamihanbai.com/

世界一優秀な無料紙サンプルと断言出来ます。
なにせ、A4冊子に実際の紙が張り付けられ、触る事が出来るし、バラバラの紙サンプルと違って収納に最適。
そして、印刷適正で「インクジェット・レーザープリンター」の比較が全て可視可されているから紙が選びやすい。
さらに、お試し印刷用にA4用紙が何枚か入ってます。
本当に無料で良いの？？

仕入れる単位がクリームキンマリ8000枚とかなので何かと重宝しますが、もちろん、小ロットにも対応しております。

次のオススメはこちら。

有名な紙が最小ロット10枚から買えて、メール便対応、5000円から送料無料、大人買い割引有、という幅広い需要に対応しています。

ちょっと紙の名前を知っていて、ちょっとこだわったコピー本を作りたい時に個人使いにオススメ。

300枚と400枚で値段が変わらないからって400枚の不良在庫を抱えているのは私です。

ラストは有名どころですが、ここは外せませんね。

個人相手にミリ単位で裁断を受け付けており、1部単位で調整が効く素晴らしい紙屋さん。
何が良いかって、背幅のあるコピー本を作ろうとした時に、素人採寸じゃ自信ないけど頼めるプロって現状ほとんどいないんです。私が知る限り、二社しか知りません。その内の一社がこちらです。

東京に限らず、地方にも見本帳店があるので実際に店舗で紙が触れるのが良いですね。

以上、無類の紙好きが厳選した紙屋さん三店は上記になりますが、話はまだ続きます笑

さて、紙好きの私は同人名刺を持っておりまして、ここまで紙に煩い人間の作る名刺は、当然普通の物ではございません。

コンセプトは「一度手にしたら二度と棄てられない名刺」です。

ふわふわもこもこの生地は触りごごちもよく、その手触りにとりつかれる方は多数で、名刺をきっかけに繋がりが出来た方も何人かいます。

ちなみに、このヴィベールさん、A4サイズ1枚で300円くらいする紙です。
名刺の値段は1枚でジュース一本買えますがそれだけの価値があります。

ついでに、印刷所名義の名刺もありますが、当然普通の名刺は作りません。

デザインを1から自分で組み、用紙はグムンドコットン(値段はヴィベールさんと同じくらい)を使用し、憧れの活版印刷を銀インクで行いました。

アンソロジーもそうですが、大ロットで刷れる物は装丁がやりたい放題で本当に楽しいですね。

他にもキラキラした紙が好きなのでキュリアスは全バリエーション揃えていたり、ドマイナーですが「シャイナー」という紙が個人的な推し紙です。
もちろん、千里印刷所では取り扱ってます。

シャイナー＋オーロラ箔はこちら。

それ以外にも、ベタですがファーストヴィンテージシリーズも好きですし、マイナーですがハンマートーンという紙も白色度が高く味があって好き。

ハンマートーンの凄い所は、画面よりも印刷で彩度を爆上げしてくるので、元のデザインデータのこれが、

ここまで豹変します

癖が強いので取り扱い注意ですが、ハンマートーンという紙の名前が「鉄をかなづちで打ち付けた時に出来るへこみを再現した事からつけられた名前」というエピソードも可愛いですよね。
ちなみに、上記の「宅配紙販売」から仕入れられます。

他にも、エンボス系なら「レザック96オリヒメ」がめっちゃでこぼこしているのにインクジェットのインクを吸ってくれてヴィンテージ風の質感を出してくれたり、モフルという紙のカラバリが全部アイスの名前だったり、シープスキンという紙の名前も可愛いしトレペ風なもごもごがあって(オタク特有の早口)

同じ白でも画用紙風～まっさら～ツルツルまで多種多様にご用意があります。
これも完全に道楽ですね。
今は活版印刷の導入でてんやわんやしてますが、簡単なデザインなら白印刷も可能になる予定です。

そんなこんなで、紙の話をするのが大好きな人間ですので、もしこのnoteをお目に留めて頂けた貴方には無料で紙の相談承ります。

コメントでも、メッセージでも、ツイッターでも、印刷所アカウントでも。

最低限、ご挨拶くらいして頂けたらな、くらいな感じです。

長々とお付き合い頂きありがとうございました✨