Chisa@宗教2世

元エホバの証人2世。現在は2児の子育てをしながら訪看で訪問リハビリをしている作業療法士…

Chisa@宗教2世

元エホバの証人2世。現在は2児の子育てをしながら訪看で訪問リハビリをしている作業療法士です。

最近の記事

ミルクラブの子のお話

特定の宗教団体の問題は大きく、宗教虐待の対策は必要だと思うけど、私は宗教2世問題を単に「カルトの子」の問題で終わらせたくなく、どの集団でも起こりうる教化の弊害と感じていて…宗教や神という言葉を使わず、私が捉えてる問題のストーリーを創作してみた。  「ミルクラブ」の子の話。 ****** 「牛乳は健康によく、骨を強くする飲み物である。成長期の子どもにとっては特に大事で、毎日必ず飲むように。一方、糖分の多いジュースは、身体が毒素に侵されるため飲むのは厳禁!水は可。」 そん

    • 待ち続けても救いの来ない世界で

      数々の予言が外れても、エホバの証人がずっと待ち続けている神の救い、ハルマゲドン。 信者である私の母も例にもれず何があろうとその救いを信じて疑わない。 その様子をみるたび、私は学生時代に触れた2つの戯曲、『ゴトーを待ちながら』と『朝日のような夕日をつれて』を想起する。 1950年代にパリで初上演されたサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』は、不条理演劇の代表作として演劇人にはよく知られている。 あらすじを簡単にいえば、2人の男が、来るか来ないか、いるかいないかさえわ

      • ある宗教2世がSMクラブでM嬢をしていた当時を振り返って

        今から20年以上前、大学を卒業し社会人となってから、私は東京にあるM嬢専科のSMクラブで1年半程M嬢をしていました。 当時の私が書いていたブログは、「昼寝するブタ」という元エホバの証人2世界隈で有名だったサイトに 「子供の頃から布団叩きやベルトを使ったJWのムチで叩かれる恐怖にさらされ続けた結果、心に大きなトラウマを抱えてしまい、自分のトラウマ解決のために風俗(SMクラブ)でM嬢(マゾヒスト専門)になりました。」 という文言でリンクしていただいてました。 それも一理あ

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