思考整理:子供に"勉強しなさい!"と怒った理由を紐解く「迷路術」
◾️親ならやってしまうよね。
子育て中の身として、どうしても親は「とりあえず言うことを聞かせよう」と考えるわけで。子供がそれに対して「それはなんで?」と疑問を投げないのなら、その子供に感謝するべきだねー。ありがとう。我が子よ。
なぜって。親は聞かれても「わかんねーことが多すぎる」w
とりあえず、自分も子供の時そう言われたからとか。そういうもんだからとか。そんなんテストに書いたら、0点だぜ?っていう答えしか持ってないことも多い。
先日「勉強しろ!」と怒ったんだが。しぶしぶ勉強をはじめた従順な我が子をみて、「なんで勉強しないと怒るんだ?わたし」と自分に疑問をぶつけて、徹底的にその思考と向き合ってみたw
◾️ロジカルシンキング…っつってもね。
これをわたしは「思考の迷路」って呼んでる。もっと専門的にはロジカルシンキングっていうんだけど、ツリー状に1つの疑問から、芋づるで「なぜ?」を解決するまで繰り返していく作業。このツリー、どこからか二股とか三股とかに分かれていくからね。どういう基準で分かれるかわかりにくい。だから、単純に矢印で引っ張って一本道迷路でいいと思ったわけw。
◾️簡単に説明(見出し画像が実際に向き合った時のもの)
まず、真ん中よりちょい上に「解明したい内容」を書いて、適当にスタートとゴールを設置。
「勉強しなさいって怒った理由」→「だって勉強しないといい点数取れない」→「いい点数取れないと学校楽しくない」→「学校楽しくないと、行きたくない、友達にいじめられる」→「勉強できない子っていつもバカにされるでしょ」…
つって、マーカーしたところに「なぜ?」→「だって…」を繰り返して矢印で答えていく。
◾️不思議なのは、必ず「自分の経験」を吐き出す道ができる
そして、不思議なことに、「だって…」を進めていくうちに、必ず自分の「経験」を吐き出す愚痴の瞬間がある。それが青枠で囲ったとこ。「親にいい大学に入れなくてバカにされた」→「がっかりされた」ってとこね。
◾️さらに不思議なのは、自分の落ち度を認める瞬間に出会う
赤枠のとこ。わたしの場合は作家になりたかったが、親にそれを伝えたり、読ませたりしなかった。だから、本気とは取られなかった。でも見せたら絶対笑われると思ったし、怒られるとも思ったんだよね。だから、見せても無駄。こっそりやりたい。まー思春期ならではって感じ。だから、勉強することは親に服従みたいでカッコ悪いと思ったから、とことんやらなかった。
◾️あれ?自分の子供にやりたいことあるのかな
新しい思考に出会う。閃きマークに、わたしは電球を書くんだけど、自分的に新しい思考や、隠れていた思考に出会うとこれを書いとく。子供の夢について考えたことなかったわー。
◾️親にバカにされたなら、自分は子供をバカにすんなよ?
娘の夢を聞いたら、アイドルっていってきた。「マジか!」って言った。それなら、まずニキビとか作ってる場合じゃないし、歯も綺麗にしな。具体的にどこの事務所に入りたいとか、具体策が必要になったら、力になるって伝えた。全力で応援すると伝えた。
"でもね、それが本気なら社会に出る前に基本的な勉強は学んだ方がいい。勉強っていうのは、頭の使い方を学ぶのにいい。最低限知らないといけない知恵もある。可愛くて、おっぱい大きいだけではいけない。プラスアルファが今のアイドルには必要。勉強やってこそ、そのアルファを導きやすくする手段にしてほしい。そうして初めて唯一無二のアイドルを目指したらいい。"って言った。
結局、親にがっかりされたわたしは、子供をバカにする用意ができていた、だけ。
親にされた自分のように、自分も子供の夢を笑う。そして、言えずに苦しむ子供がまた一人出来上がる縮図だったことに気づいた。あの時、応援してほしい、笑わないでほしいと願ったのなら、それを迷わず実行するべきだ。
江國香織氏の「号泣する準備はできていた」ならず「子をバカにする準備はできていた」ってやつだ。
こんな風に思考を深掘りする作業は、整理にとても役立つ。ロジカルシンキング〜とか、専門用語なんか無視して、思考の森を迷路のようにさまよってみよう。迷路に迷って抜け出せないときは、自分の隠れた思いに気づかないだけ。木を隠すなら森、的な?
自分の頭の中を紙に書き出す整理習慣が「自分の幸せ」を引き出す手法の1つとして広めたいです。わたしがそれで幸せになったので、メソッドを作りたいと計画中です。