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現在興行収入ランキング2位、『総理の夫』

私が総理大臣になったら何か不都合ある?
私も言われてみたい。こんな言葉。笑

自分の妻が総理大臣になってしまうという、
とにかくドタバタ劇なんだけどクスクスっとなり、
最後は少し感動。

いい映画だ。星5です。

原田マハさんの小説『総理の夫』が映画化。
『かぐや様は告らせたい』『ダメな私に恋してください』など、今話題作をたくさん作っている河合勇人監督と、田中圭さん、中谷美紀さんがW主演。

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少数野党の党首を務める凛子(中谷美紀)を妻に持つ、鳥類学者の相馬日和(田中圭)。もし総理大臣になったら不都合はあるかと凛子に尋ねられた日和は、それを気に留めることもなく野鳥観察の出張に向かう。電波の届かない孤島で彼が10日にわたって野鳥観察をしている間、凛子は日本史上初の女性総理大臣に選出される。突如、総理の夫となってしまったことに戸惑いつつ、妻を全身全霊で支えようとする日和だが、夫婦の愛と絆を試されるような問題が次々と降りかかる。
こちらから引用

例え映画だとわかっていても、中谷美紀さんの圧倒的美しさとリーダーシップには心を何度も打たれてしまった。

1.ブレないキャラクターたち

好きなことにはなんでも全力になってしまう、おっとりした夫の田中圭さん。
真っ直ぐ自分が作りたい未来に向かって全力投球、中谷美紀さん。
責任感が強くていじっぱりだけど人を愛す貫地谷しほりさん。
鳥類研究所の仲間たちに、内閣の人たち。

みんな愛するキャラクターたちで、役にぴったりの人たちばかりでした。

田中圭の「どうしよう、どうしよう、、、」というなんとも言えない表情はピカイチですが、可愛らしさと愛くるしさを兼ね備えた、もう神であると思います。これは。笑
「恋がヘタでも生きてます」や「おっさんずラブ」、「図書館戦争」などクズで愛嬌があるキャラクターはもちろん、女性をかなり振り回すことに慣れている感じがいいですよね。

田中圭を発掘してくれた人ありがとう。

最近スキャンダル続きで大丈夫か、、、と心配になりつつも彼の演技は引き込まれてしまうので、まだ演技で外に出てもらいたいところです。

そして中谷美紀さん。
私の世代の方ではないですが、いろんなところで見る女優さんです。
中谷美紀さんは台本上の「相馬凛子」でしたがあれは本当に総理大臣だったら人気の出る総理大臣で、最も総理大臣になってほしいとまで思ってしまうほど。
胸が熱くなる訴えかけと、圧力にもめげない真っ直ぐな性格、どれもが凛子すぎてびっくり。

2.シュールではない面白さ

映画でクスクスさせるのは2パターンあると思う。

①シュールで笑いを取りに行っている作品。
例えば、「銀魂、実写版」や「三国志(大泉洋さん主演)」、「地獄の花園」などが入るのかなあと。
②物語の展開としてクスクスしてしまう作品。
例えば、「グランパウォーズ」や「マイインターン」、「民王」、「帝一の國」、「鍵泥棒のメゾット」など。

どちらも面白い。
しかし、②の笑いが取れる面白さを生み出した作品ってそんなにないのかなと。そんな中でもろ②の面白さを持っているのが「総理の夫」である。

①は、ひとつ間違えると薄っぺらい笑いをとっているだけになってしまう。この絶妙なラインを踏むことがまた難しい。

そんな絶妙な笑いを見事に作っている気がします。
いやあ、すごい映画だ。

あとで本を読んでみようと思います。

こんな素敵な役者さんに囲まれた「総理の夫」
シュールな笑いもなく、ただクスクスしてしまう、そしてほっこりするこの映画をぜひ皆さんも見てみてください。

それでは!

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