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Rock Novel「シンデレラ物語」ロック三銃士

「サツキちゃん、こっちこっち!」

「あ、酒口さん、」

「ML誌の怖いお姉様達を今日は君に
紹介しよう。」

「怖いんですか?薫編集長って?」

「自分の目で確かめてみる?」

「そうですね、怖いもの見たさ〜で。」

「よ!酒口ちゃん、どうしたのこんな
朝早くから、珍しいわね。雹でも降らなきゃ
いいけどね。」

「今日はほら前に言ったシンデレラのトム
キーファの付き人の子連れて来たよ。」

「あら、そう!」

「初めまして。
シンデレラのパーソナルマネージャーの
野村 皐月と申します。シンデレラを
今後とも宜しくお願いします。」

「どうも、こんにちは!ML誌の編集長
の西郷薫です。私はさ、
ジョン ボンジョビ推しなんだけどね、
シンデレラはごめんね、そんな訳で
うちの方じゃ、表紙にはしないけど、
うちのライターの子紹介するわ!
ミカさん〜!シンデレラの例の子
来てるわよ!」

「あ、初めまして!美香です。」

「初めてまして、皐月です。」

「Burrnの酒口氏からシンデレラの
アルバム渡されて、聴いたんですよ、
私トム キーファーの声って独特で
好きですよ。」

「ありがとうございます♪そう言って貰えると
嬉しいです。私もトムのギター🎸と声が
ユニークでいいなぁっと思っています。」

「皐月さんって、アメリカに1人で
乗り込んで、シンデレラのツアーずっと
見て来たんでしょう?何かうちの紙面でレポート
記事書いてみない?」

「美香さん、いいんですか?
実は日本ではライター養成の
スクールに通っていたんですけど21歳の時に
辞めて、アメリカに行ってしまったんです。
で、ちょっと後悔してたもので、嬉しいです。」

「じゃ、今サツキさんおいくつ?」

「23歳です。ミカさんは?」

「私は22歳!高校卒業して直ぐに
ML誌に入社したからね。」

「そうなんですか、同世代で嬉しいですよ。
私も中学生の時からML誌に入るのを夢見て
ました!」

「編集長には歳なんて聞いちゃダメよ!
カオル編集長
さっぱりして見えるけど、結構根に持つと
怖いんだから、、、」

「はい、気を付けます!」

「君たちそこでコソコソ何言ってんの?」

「酒口さん、シーッ🤫女の会話なんだから!」

「あ、編集長の噂してんでしょ!
僕も混ぜてよ!」

「ダメ!でもBurrnの奢りでランチ連れて
行ってくれたら、混ぜてあげても
いいですよ!」

「そうね〜 トム達とご飯食べる事に
なってるから、ミカちゃんも来てよ!
サツキちゃんも勿論居るからさ。」

「やった〜トム キーファーと話して
見たかったんですよ❣️」

「あ、サツキちゃんがトムに惚れてるようだから
2人喧嘩しないでね!」

「酒口さん、私はML誌の代表で行くんだから
そんな下心無いですよ〜。インタビューの
下見ですよ!」

「あ、失礼、失礼〜でも
誰かさん見たいに行き遅れないうちに
恋もちゃんとしなさいよ!」

「誰かさんって!薫編集長の事?」

「シーッィ!声が大きいよ。ミカちゃん。」

「何かあたしの事言ってる?」

「あ、西郷さんもランチ一緒に
行きませんか?酒口さんの奢りだそうですよ!」

「え〜たまには西郷編集長ML誌の方で出してよ!」

「いえいえ〜酒口編集長そんな僭越な事私は
出来ませんよ、やっぱね、日本は男性を
立てないと!Burrnの方で宜しく!」

「そんな時ばっか立ててくれなくて
いいよ〜!」

(大笑い)

「あ、トム達も来ましたよ。
なんかみんな眠たそうな顔してるなぁ!」

「Hello、Tom! This is Ms. Kaoru Saigo

「Hi! Tom Nice to meet you!
Jon talks about you a lot!」

「あら、思ってたい以上にトム キーファー
イケメンさんじゃん!
やっぱりシンデレラも表紙に使おうかしら!」

「やった〜西郷編集長さん、宜しくお願いします!」

「ジョンとトム一緒に載せちゃおっかな!
ロック兄弟って特集記事で!スキッドの
セバスチャンも一緒に、どう思うミカさん?」

「Good Ideaですね!編集長!
良かったわね、サツキさん!」

「ちょっと、Burrnの方でシンデレラは
特集するんだからー!こっちを立ててよ!」

「酒口ちゃん〜 シンデレラこっちに
頂戴よ〜絶対女の子に人気出るから〜❣️
ギター🎸の野郎どもには勿体ないって!
ボンジョビ〜ヨーロッパ〜シンデレラ
この三銃士特集にするわ!」

「もー勝手に困るな〜!トムも何とか言ってよ!」

「コンバンワ〜 オゲンキ デスカ?
ニッポン サイコー!サクラ🌸サクラ♫」

(一同大笑い)

The End

1987年 春 日本にて
シンデレラ初来日



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