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智保子へっぽこ談★号泣!オーディション

マリンバ弾きの木上です🐽

人生を決める大事な試験や面接、オーディション、コンクール、発表会等は誰しもがだいたい通る道だと思います。

私はオーディション・コンクールチャレンジの度少しづつ失敗しつつ、少しずつだったり爆速だったり成長させてもらってます(と、思ってます)。

失敗は成功の元なので次こそはとそれをクリアしたつもりで行くのですが、詰めが甘いところからぽろぼろ…。ここは上手くできたのに!ここにも落とし穴があったんか!?と、受けるたびに自分のへっぽこさに涙を流しコンチクショーと暴れます。練習もします。

別に天然キャラのつもりはないのですが、どうもそういうタイミングで他の人はやってないだろう振り返りネタ貯金が沢山私にはあるようです。ポロポロ成仏させるべく&万が一同じ様な事に遭遇した場合、わたしはこう乗り越えたと1つのアイデアとしてだれかの心をシュッ、と軽くしてあげられたらいいなー、クスッと笑ってもらえればいいなーと思い定期的に吐き出してみようと思います。

コンチェルトオーディションの罠 毎年課題ここだったじゃんなんで変えたの事件

私が卒業した大学には春にオーケストラをバックにコンチェルト(協奏曲)を演奏出来るオーディションがあります。
大学2年の春から受けることが出来るのですが、マリンバは歌やピアノなどと比べると協奏曲が圧倒的に少ないです。同じ曲が課題で続いていました。

曲はP.クレストン作曲のマリンバコンチェルティーノです。

(確か同世代のマリンバ奏者さん!お美しい!)

この曲は3つの楽章からなる曲なのですが、オーディションではその中から1つの楽章だけ演奏します。確か、数日前にその発表があるのですが私が3年生時に受けたオーディションで事件発生。

ずっと1楽章しか選ばれなかったのに、3楽章を弾きなさいと指定されたのです。

マリンバでオーディションを受けるほとんどのメンバーは1楽章しか準備しておらず棄権する子も居ました。私も準備してないその一人でしたが、諦めるなんてダサいそんな自分許せない!ピアニスト様に懇願して練習をさせてもらいボロボロながら本番を迎えます。

もちろん結果は撃沈。

甘かった自分の考えを不甲斐なく感じ、先生方に見ていただいてるのにこの有様という現実に心ぐちゃぐちゃ。

この音、こう出したいんじゃない、もっとこうしたいのに出来るのに、練習したら…、出来ないよ…どうしよう…、弾いていてポロポロ大粒の涙がこぼれました。1楽章だったらうまく出来たのに誰だよ3楽章にしたの…と自分のせいなのに選んだ人を恨んでまたポロポロ。

最後まで弾き、お辞儀をし、スタジオを退出。またポロポロポロポロ。よく頑張ったねと激励してくれたピアニスト様の優しさにポロポロ。泣きまくりました。

そして、そのあと3楽章を選んでくださったその年着任された打楽器の先生と初対面。

「マリンバ頑張ってるて聞いてたけど何があったんだ?体調悪かったのか?」

「1しか準備してなくて…、徹夜で暗譜したんですが…」

「ああそういうことか。それはいい勉強になったな。でも悪くなかったよ。ちゃんと準備すればもっと良かったよ」

ハハハ!と笑い、ばしっ!と肩を叩かれ喝を頂きました。

全くもってその通りなのです。オーディションやコンクールを受けるということはポイントを固めるのではなく全体像をまず把握。そして自らと向き合い、真摯に楽譜をなぞり更に磨いたものをゴールを見据えて穴をなくす作業をして戦うべきなのです。これがすこぶる難しい…。(まだまだ修行の身。道のりは遠い…。)

さて、その後先生とはお酒を飲みに行ったり、お家に遊びに行かせていただいたり、お酒を飲みに行ったり、たくさんレッスンも見ていただいたりと最高の恩師になりました。(主に師事している先生よりも乾杯🍻はさせてもらいました笑)

先日学校に練習をしに行った時、その先生の門下生さんからこの事件の話を突然されました。言い伝えになってることに赤面。情けない…と思いつつちょっぴり感動もしました。なんかちゃんと弾いたと伝わってるげだったから!そうじゃなかったらそういうことに改竄しといて!←

失敗はするものだ!いつかの成功のために!!

まだまだ進化するぞ智保子!!!

CHIHOKO


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