見出し画像

AVIOT TE-BD21j-ltdpnk。

非常にタイトな音だと思います。

痩せているというのではなく、まるで何本もの鋼線を織りなした音という感じで、特にアコースティックソースを聴いた場合、声部の細かいところまで顕微鏡的に細密に聴き分けられ、音の起伏も生き生きと描き出すという形で、逆に、ヤワではない繊細さが出て来るという感じです。

非常に存在感のある音になり、大理石を削り出したかのような感じで、現実の音はこんなに「個体」感はないだろともいいたくなりますが、音の浮かぶ空間は非常にすっきりしたクリーンな感じになる気がします。

低域の、全くばやけたドローンとした感じはなく、ぐいぐい押してくるのは特筆してよく、ティンパニやドラムスはぐりぐりきます。

また、音の立ち上がりが非常にハイスピード。解像度は高いが「剛」の音という点では、これまで体験したことが全くないタイプです。

ハイレゾだと音が繊細で緻密になる気もします。Snapdragon SoundTMという次世代規格で、少なくともXperia5では次の世代の製品からはじめて対応してくれるものなので、本来の可能性は聴けていないことになります。

真鍮と思われるケースは価格から考えると高級感があると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?