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保育園の秋のおいもほり遠足

「グリーンヒル奥沢保育園」は世田谷区にある認可保育園です。
0歳児から5歳児までの定員は50名です。

毎年恒例の秋のおいもほり遠足に行きました。クラスごとに収穫する野菜は異なっていて、年少さんはさつまいも、年中さんは里芋、年長さんは大根です。

収穫する野菜に興味をもってもらえるように

おいもほりに行った時に子どもたちがより楽しめるように、ちょっとした予習を行います。

年少さんは「さつまいもくいず」。

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さつまいもの産地や成長などについてのちょっとしたクイズをみんなで予想しました。図鑑で調べたり、お家の方や保育士に聞いたり、さつまいもへの興味を膨らませていました。

年中さんには「さといものほりかた」の説明をしました。
泥のついた状態の里芋の写真を見せると、「里芋ってなに?」と言う子どもがいて、なるほどなぁと思いました。

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里芋は普段から給食でも食べているのですが、子どもたちが見ている給食の里芋は、調理をした後の皮をむいた状態のものなので、皮には泥がついてゴツゴツしているということを知って驚いたようです。
また、里芋は処理中に手がかゆくなりますから、あまり子どもにさわらせない食材ですし、絵本やおもちゃで里芋のキャラクターも見かけませんので、子どもに馴染みがないのも無理もないなと思いました。

年少さんのさつまいも掘り

おいもほりは同じ世田谷区内の農場に、みんなで園バスに乗っていきます。普段の送迎は歩きか自転車ですから、初めてのバス移動に子どもたちは嬉しさ半分、緊張半分というような表情でした。
グループ園のグリーンホーム東玉川保育園の子どもたちも一緒です。

畑に着くと、汚れてもよいように長靴を履いて、小さな子ども用の軍手をつけるのに四苦八苦。指の5本を全部納めないといけませんからね。
さつまいも掘りがスタートすると「どこにあるのー?」「とれないよー。」と始めは苦戦していましたが、少しずつ慣れてきたようで自分で掘ることを楽しんでいました。
「でかでかおいもだー!」「ヒゲヒゲおいももあったよ!」と、採ったさつまいもに名前をつけるほど気に入っているようでした。
今年は豊作で、子どもが持つにはちょっと重すぎるような大きな袋を必死になって自分でバスまで運んでいました。

年中さんの里芋掘り

また別の日に、年中さんも園バスで世田谷区内の里芋畑にゆきました。
収穫は事前に教わったとおり、里芋の茎のまわりをそっと優しく掘り出します。お芋が見えてくると「あったー!」と大喜びで、さらに掘り進めていきます。
保育園で事前に学んだ親芋や子芋、孫芋を探す子もいました。

時々出てくるミミズや幼虫の発見も楽しみながら掘り続けると、あっというまに段ボール一杯になり、最後に親芋から子芋をポキっと外すお手伝いもしました。
今年は里芋も豊作で次々と「とれたー!」という歓声が聞こえてきました。

保育園に戻ると保育士や1〜2歳児クラスのお友達に「たくさんとれたんだよ!」と得意気に話していました。

年長さんの大根掘りはこれからです。
「おふくろ大根」という大きな品種の大根で、引っこ抜くには年長さんでも苦労します。絵本の『おおきなかぶ』のように、何人もの子どもが力を合わせて引き抜いたりと、毎年楽しげな姿が見られます。


奥沢