Xデザイン学校 ベーシックコース 2023 #02-エスノグラフィと行動観察
6/10(土)、Xデザイン学校ベーシックコースで2回目の講義。
エスノグラフィ→アート思考、行動観察→デザイン思考?
正直なところ、「エスノグラフィも行動観察も一次情報を得るためのリサーチ手法」くらいの認識で、役割の違いがわかっていなかった。(前期のコースで一体自分は何を聞いていたんだと感じることがよくある…)
今のところの、自分なりに整理は、こんな感じ。
この整理が的を得ているか、あまり自信がないけど…
少し話は逸れるが、今回は、スライドの内容や先生の話すべてを一生懸命にメモをとるというよりは、自分が大事だと思ったところや、気になったところを書き留めるだけにとどめている。
その代わり、自分の解釈や気づき(前回の講義の…とつながった、等)をできる限りその場でメモするようにしていて、上記の整理もその時に殴り書きしたもの。
3つ目の、エスノグラフィ→アート思考の材料、行動観察→デザイン思考の材料、というのが、自分としては両者の違いを理解する上で結構腑に落ちた。
エスノグラフィは、外から事象を見るのではなく、対象集団に自分が一員として入りこむ=「自分事」が生まれる→ビジョンが生まれていく、と理解した。
また、前回出てきたビジネスエスノグラフィは、その会社の暗黙の価値観をキャッチして、ビジョンやパーパスの再定義に活かしていく、という認識。
うん、まだちょっとふんわりしているけど、ちょっとずつ繋がってきた気がする。
あと、少し気になるのは「アート思考」における、頭の使い方というか、思考のプロセス。
デスクトップリサーチやエスノグラフィによって、目の前に材料となる情報が集まってきたとして、そこからどういうプロセスでビジョンやビジネスモデルの構想につながっていくのだろう。
天才的なひらめきが、というのではなく(そういうケースもあるかもしれないけど)、きっと何らかのロジックに従って思考が展開されているのだと思うけど、さっぱり検討がつかない。
アート思考で物事を考えている人の脳みそを覗き込んでみたい、今日この頃。
エスノグラフィは、日常的にやるもの
色々気づきを整理したは良いものの、でもやっぱり「エスノグラフィ」ってなんだか敷居が高いというか、自分がやるものじゃなさそうな印象を抱いてしまう。(エスノグラフィをいつ何時でも絶対すべき、というわけではなく、ケースバイケースで行動観察だけが必要なときもある、というのも新たな学びだった)
その中で、「エスノグラフィは、日常的にやることが大切」というのは、ハッとさせられた。
結局のところ、リサーチの1つの手法なのだから、それをありきで「やる」「やらない」の0-100で考えるというよりは、エスノグラフィで求められるような視点の持ち方を常に携えておくことが大切なのだと思った。
たとえば、自分の場合だと、今後社内のインナーブランディングのプロジェクトに関わっていくとなったときに、「では、今の暗黙の価値観ってどのようなものなのだろう?」という視点で、社員の言動を見ていくこと、これも大きくとらえれば1つのエスノグラフィなんだと思う。
特別視して、勝手にハードルを上げて、「自分にはできない/関係ない」と線引きするのではなく、一部でも使えるものをどんどん取り込んでいく、そういった姿勢をもっていきたい。
まとめ
次回の講義は、ビジネスリサーチ。
ここの質が、今後課題を進めていく上での1つの肝になると思うので、前回・今回の内容をしっかり復習して臨もう。