月見原ちよ

小説とエッセイ、思いつきを書きたいです。好きなもの・青空と朝日。森と海。神話と歴史。フ…

月見原ちよ

小説とエッセイ、思いつきを書きたいです。好きなもの・青空と朝日。森と海。神話と歴史。フェルメールとバッハ。桜と梅。プルメリアとジャカランダ、ブーゲンビリア。象と柴犬も。

最近の記事

神様探しが終わった日の青い空

「神様探しの現時点での結論」のとき、次回は神様を探してきた過程を書きますと書いて以来、神探しの道程というタイトルの原稿を、ずっと保管していました。書きたい気持ちは常にあるのですが、書くことが多すぎるので、途中で、こんな自分語り、書いても仕方ないという気持ちに襲われて書けずにいました。 小学生のとき、すごく楽しかった遠足の「作文を書きなさい」と言われました。作文大好きで、この遠足のことは何から何まで全部、書きたいと張り切って、朝、起きた時の楽しい気分から書き始めたのですが、そ

    • 夏祭りとタイムトラベル

      久しぶりに居酒屋へ行きました。海鮮のお店で、大漁旗なんかが飾ってある。若いお姉さんがレディースの甚平をいなせに着こなして、ビールや海鮮丼を運んできてくれる。他のお客さんもわいわいと楽しそうだし、磯のものを焼く匂いもして、なんだか、いいなあーと思った。 パンデミックや戦争やテロ事件や、ほんとうに哀しいことが続いているけれど、この時はそうしたことは、まったく意識にのぼらなかった。 思い出されたのは、子供の頃の夏祭りの帰りがけだった。 親戚の家から夏祭りに出かけて、大人たちがビー

      • 始めて一年がたちました。

         最後にNoteを書いたのが12月でした。年末は普通に忙しく、それ以降は小説をせっせと書いていました。はっと気づいたら、今はもう6月。6月といえば、去年、Noteを始めたんだった!と思い出して、戻ってきました。そもそも、このNoteを始めたのは、小説だけでは書き表せないことを文字にしたくなったから、がメインの動機でしたが、裏では、長篇小説に行き詰まって、にっちもさっちもいかなくなっていたという事情もありました。他でも表現したら、小説へ何もかもを詰め込もうとして、それができなく

        • 138億光年 宇宙の旅

          娘が、理科の便覧に載っている宇宙の写真を見て興奮のあまりハーハーしてしまい、友達に「過呼吸になってるじゃん」と笑われた、と聞いたので、 よし、今年のクリスマスプレゼントは宇宙だ! と思って、本屋さんで選んだのが『138億光年 宇宙の旅』(クレヴィス社・監修 渡辺潤一 執筆 岡本典明) これが大正解!  これまでで一番、喜んでくれて、「悶絶!」「凄っ!」「何、この色!」と興奮していました。 わたしも一緒にゆっくりみましたが、ほんとに美しい写真ばかりでした。 地球、太陽系、深宇宙

        神様探しが終わった日の青い空

          意味の抜け落ちた世界 瞑想記録2021.9.26-12.12

          瞑想記録5回目です。 令和3年9月26日 22:45-23:00 10月こそ内面にひきこもろうと思った (10月は会社の繁忙期なので、他の用事や他の人との交流を入れないようにしていました) 令和3年9月27日 12:45-13:00 20:45-21:00 23:15-23:20 35分 令和3年9月28日 20:20-20:30 22:40-23:00 30分 令和3年10月4日 20:50-21:10 23:00-23:10 30分 令和3年10月17日 22:15-

          意味の抜け落ちた世界 瞑想記録2021.9.26-12.12

          ただいま大掃除中

          本日は大掃除第三弾の日で、パソコン用デスクのひきだし二つの中身を整理しました。 文房具を入れている右の引き出し、ささっと整理して終えるつもりが、途中でひっくり返してしまい、クリップ、ダブルクリップ、ホッチキス、消しゴム、シャープの芯ケースをぶちまける大惨事に! いやーな気持ちになりそうなところ、いやいや、これはこの際、徹底的に片付けろってことだ、と解釈して、布巾できちんと底を拭き、場所を考えて収め直しました。これでぐっとすっきり。 書類とレターセットが混在していた左のひき

          ただいま大掃除中

          ふるさと自慢

          鬼の居ぬ間ならぬ、ウィルスの居ぬ間に、2年ぶりに帰省しました。 これまで帰るとすれば盆か正月だったので、秋に帰ったのは、もしかすると独立してから初めてだったかも。 秋晴れのもと、鎮守の森へ行ったり、母と散歩したりして、紅葉の里山を満喫することができました。車がないと、どこにも行けない地域なので、たいていは母や弟の車に乗せてもらうのですが、今回は天気もよかったので、せっせと自分の足で歩きました。 十八年間、小さい狭いと思って暮らした集落ですが、生活の必要とは関係なく歩き回っ

          ふるさと自慢

          銀座と銀河

          たとえば、日本国内の宛先を封書に書くときは都道府県から書き始める。決して、日本国東京都なんて書かない。だって、当たり前すぎるから。海外へ出すときには、もちろんJapanと書くけれど。もしも、月に人がすむようになって、そこへ郵便を出すようになったら、きっと、宛先の先頭は「地球」だろう。火星ではないことを明記しなければならない。もしもアンドロメダ星雲とやりとりするんだったら、銀河って書かなくちゃ。だけど、「宇宙」と書くようにはならないんだろうなあ。誰もが宇宙にいるから、その位置情

          銀座と銀河

          青空と虹と太陽

          当たり前だけど、気がついた  空の青さが青そのものなのは、光が放つ色を直接、見ているから。    当たり前だけど、気がついた  虹を見ると嬉しいのは、光にはいろんな色があるんだなって分かるから。    当たり前だけど、気がついた  太陽をみつめようとしていたころ、周りは暗い影ばかりだった。  まわれ右をしてみたら、世界は眩しいほどに輝いていた。

          青空と虹と太陽

          いろいろな自分とお釈迦さま

          今日アップした「実はウサギだった」をノート(NOTEの記事ではなく、記事を下書きしている本物のノート)に書いたのは九月末だった。そして、十月半ばに書いたのが、次の文章。まったく推敲せずに、そのまま書き写します。 「わたしといえる最後の砦、認識力すら変動する、とわかった。かつ、それは自分ではなく”すべて”の力だとわかったとき、ほんの一瞬だけど、自分がいなくなった。認識している力も、認識されている諸物も、わたしではないからだ。そうであるなら、どんな自分も成り立つことになる。  

          いろいろな自分とお釈迦さま

          実はウサギだった

          「自分」という名のらっきょうの皮を剥いていったら、コアには自分がなかった、自分ではなくて全宇宙だった、というのが「神様探しの現時点での結論」なのだけど、だったら、らっきょうの皮の部分ってのは何でできているのよ、むしろ、そっちのほうがわたしなんじゃないの、と考えた。 もちろん、皮なので何層にもなっているんだけど、この皮の、わたしらしさ、つまり、よく言われる「個性」って、どんな形をしてるんだろうと考えてみたわけ。血液型だったり、星座だったりは、全人類が四タイプなり、十二タイプな

          実はウサギだった

          台所の床が光っていた

          あれは、ちょうど去年の今ごろだった、と思い出して、むしょうに書きたくなった。台所の床が光っていた日々のことを。 あのとき、空は最高に青くて、木々の葉っぱはキラキラだったし、ふと手にするボールペンでさえ輪郭がくっきりしていて、とにかく、目に映るものすべてが光っていた。最近、いろんなものがやけに綺麗に見えるよなあと思いながら、足下を見下ろしたら、人工建材貼りの床までが光の粒を反射してたから、笑えてきた。油汚れの気になる台所の床が、ダイヤモンドをちりばめたみたいに美しかったら、や

          台所の床が光っていた

          水泳の息継ぎみたい(十六年目の瞑想記録2021.9.4-9.23)

          瞑想記録4回目です。 令和3年9月4日 11:10- (記録不備により終了時間不明) 令和3年9月5日 13:30-14:00 21:50-22:20 1時間 令和3年9月13日 21:35-22:00 15分 令和3年9月14日 22:20-22:30 10分 令和3年9月16日 20:20-20:35 22:20-22:50 45分 令和3年9月18日 23:05-23:15 10分 令和3年9月19日 22:00-23:00 1時間 令和3年9月20日 21:0

          水泳の息継ぎみたい(十六年目の瞑想記録2021.9.4-9.23)

          不思議世界の住人(十六年目の瞑想記録2021.8.30-9.3)

          瞑想記録3回目です。 令和3年8月30日 12:45-13:00,20:30-21:00 45分 令和3年8月31日 40分 令和3年9月1日  60分 令和3年9月2日  22:20-22:30 10分 令和3年9月3日   先週に続いて、いいとこ見せたい人間のさがが発動して、頑張らなくちゃと気合いが入った。そのおかげで、細切れを重ねれば、一日一時間も無理ではないことに気づいた。集中度合いも高かった。その結果、かつてなく意識濃度が高くなった。3日は、仕事中以外、濃度高い

          不思議世界の住人(十六年目の瞑想記録2021.8.30-9.3)

          麦茶が好き

          今日はもう九月で、少し涼しくなっていて、時季はずれな話題かもしれないけれど。今年の夏もお世話になった麦茶のことが書きたくなった。 暑いなか帰ってきて、冷蔵庫を開け、冷えた麦茶を飲む。 くうう、おいしい! 生き返る一瞬。お水もおいしいけれど、麦茶というのは、また別のおいしさだ。 もちろん、暑いときにはビールもおいしい。冷えた緑茶も最高! ビールは活発で刺激的。ホットパンツのお姉さんって感じ。緑茶は着物をきてる上品な女性かな。 そして、麦茶は、おかっぱ頭の女の子。素朴で気取って

          麦茶が好き

          青緑党

           わたしは長いこと、青緑党員でありました。すなわち、どの色が好き、と訊かれたら、必ず青もしくは緑と答える党の所属でした。青は空と海の色、緑は木々の緑であるからです。サイコーです。今でも大好きです。しかし、最近は赤やピンクやオレンジも綺麗と思うようになってしまいました。堕落であります。 この文章は、わたしがいかに青緑党員となり、そして党から抜けることになったかを綴るものです。  日本でエッチな色といえばピンクだけど、スペイン語圏では緑らしい。それを知ったとき、意外だった。色に