見出し画像

[コラム] 私の人生を変えた番組『宇宙からの贈りもの~ボイジャー航海者たち』

note公式のお題が出ていたので。

私の心の中に永久保存されている番組があります。
それは、1992年に放送された『宇宙からの贈りもの~ボイジャー航海者たち』という番組。

ボイジャーは1977年に打ち上げられた惑星探査機です。


『宇宙からの贈りもの~ボイジャー航海者たち』という番組は、とにかく演出がエモーショナルでした。

壮大な曲『Antarctica(南極物語のテーマ)』をバックに繰り広げられる実際の写真と、CGで再現された美しい探査機と惑星の映像。
今見るとのっぺりした映像だけど、当時はものすごい衝撃でした。

ボイジャーを “旅する少年” のように見立てた大竹しのぶさんのナレーションもすばらしかった。

目を閉じることで始めて見えてくる世界があります。
僕は今、そんな世界を旅しています。
地球を出発してもう14年。
僕は今、全天星空の宇宙を秒速20kmの速さで帰る事のない旅を続けています。

監督は龍村仁さんでした。

『宇宙からの贈りもの~ボイジャー航海者たち』は、30年以上前の番組です。

私はこの番組をビデオが擦り切れるほどに何度も何度も見ました。
その度に私のイマジネーションは爆発し、今でも創作の原動力として私の心に根を張っている番組なのです。

広大な宇宙を舞台に人類と探査機の長い長い旅の物語が始まった…。
番組自体がそんな超大作のプロローグみたいな演出だったんですよ。

そして、私の探査機フェチ人生もここから始まった…。

公式のアーカイブがないっぽいのでここで映像を紹介できず残念です。


ボイジャーについてもう少し…

この写真は1990年のバレンタインに1号が撮った太陽系の家族写真。
太陽系を出ていく探査機にしか見れない風景。

ボイジャーが打ち上げられてから、今年で46年…。

ボイジャー1号・2号は今でも宇宙空間を飛んでいます。

1号は現在太陽系を脱出して星間空間を飛行中。地球から最も遠いところにある人工物です。

2号は、木星~土星~天王星~海王星を訪れました。
この贅沢なツアーは、軌道などの関係で約175年に一度しか実現できない貴重な旅だったそうで。
現在、2号も太陽系を出て星間空間にいます。

私は夜空を見上げて、ボイジャーをはじめとする宇宙空間を旅する探査機たちに想いを馳せます。
そして私はボイジャーを想いながら歌うのです。

『BeaconManiacs~航海者たち~』

声を辿る 声は軌道
身体を導く宇宙へ

地球→月→火星→…→木星→土星→天王星→海王星→

太陽系を抜けていこう
太陽系を抜けていこう

ボイジャーのために作った曲です。

この番組がなかったら、こういう世界観を私は持っていなかったかもしれない。
ありがとう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?