見出し画像

あの世の父からの伝言

ハワイに来てから、いわゆるサイキック(霊能力者)との出会いがよくあり、必要な時に必要なことを教えていただけることが多いせいか、自分からリーディングに行くことはめったにないのですが。

ある年の暮れ、友人が「私、1月に必ず会いに行く先生がいて、その年に気をつけることを教えていただくの」というのを聞いて、私もふと行ってみることにしました。

特に悩みなどもなかったので、リーディングは次のCD製作の話になり、まるでビジネス・コンサルティングそのもののような、売れるCDを作るための具体的なアドバイスをいただいたのですが、先生によれば、それはもちろんすべて上からの声を伝えているだけだそうです。

が、最後に先生が「ちょっと待って。 あなたのおとうさまが今出てきて、なんか変なこと言ってるわ」と仰るのです。

それは「あのねえ、お妾さんにだけはなるな、ですって」ということで、まずはお妾さんという言い方が古くて笑ってしまったのですが、「ならないです、私はThe One and Onlyという曲を創ったくらいで、不倫には無縁ですから」と言ったところ。

先生が仰るには、父はもう神様になっているので、ちょっと先のことも見通すことができる。 経済的にも豊かで、人間的にもすばらしく、でも奥さんがいるという人が、どうやら現れるらしい。 

「でもね、やっぱりおとうさまは、あなたには日陰の身になってほしくないって」「私もなりたくないです、そんなジメジメした身には!」

ということで、私はいつかそういう人が目の前に現れて迫られたりしたら、心の中で「きたきたきたっ!」と叫びながら、「ごめんなさい。 私・・死んだ父にお妾さんにだけはなるなって止められているんです」と言おうと心に決めているのです。

そんなことを言われたら、まっとうな神経を持った人なら、さっさと去っていくでしょうが、もししつこくてしぶとい人だったら、「わかってください。 父は今ここにいて見ていると思うんです。 父を悲しませることはできません」と言えば、さすがにどんな人でもドン引きでしょう。

しかし、それから早5年・・ 

セリフまで考えてシュミレーションしていたのに、幸か不幸か、いまだにそんな事態に陥ったことはありません。

父の取り越し苦労だったのでしょうか。

不倫が流行っているかのようなこのご時世であり、離婚した後も変えるのが面倒でそのままになっている私のラスト・ネームはフリンですが、どのみち、親孝行のためにも、いろいろ考えるのが面倒な性格からも、今後私が不倫に走ることはないでしょう。

そんなことより、どちらかといえばアメリカの医療費が高過ぎることや、コンドミニアムの管理費が毎年上がってきて大変だってことを、心配するべきでは? おとうさん!

✨今日の英会話✨

I'm not gonna go out with a married man. 既婚者とは付き合わないわ。

それ以前に、私は恋愛に対してなぜか冷め過ぎているという問題を抱えていますが。

あっ、あといろいろな状況やさまざまな事情がそれぞれあると思うので、お妾さんという立場の方を否定する気はありません☆








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?