44.加害者の救済

大きな事件事故があると節目の年や裁判の際に「あれから何年」「初公判」と言うような見出しをよく目にする。京都アニメーションの事件の見出しも最近目にする機会が多い。
 
平成の事件で1番死者が多かった悲しい事件で、当時ニュースを見た時の驚きは今も覚えている。

私が気になった記事がこの他にあったのだが残念ながら見つけられなかった。
被告を助けた上田敬博医師の記事だったのだが、とても興味深かった。なぜ「悪人」を助ける必要があるのか、そこにはもちろん賛否両論あると思う。
私はそれを読んだ時、上田医師のプロフェッショナルさと仕事に対する熱意を強く感じた。
被害者の方々やご遺族の気持ちを考えると助けるべきではないのかもしれないし、加害者だけ最先端の医療で生き残るという無念さは計り知れないが、上田医師の決断と治療は医者として敬意を払うべきだとも思う。上田医師は「生きて償って欲しい」と記事に書いている。その言葉にものすごく色々な想いが込められているように感じた。

 今後裁判が始まるが、被告が生き延びた分、事実を明確にしてしっかり罪を償うことを願っている。

改めて犠牲になった方々のご冥福をお祈り申しあげます。

CHIZ カリン

京アニ事件、5日に初公判 動機や責任能力が焦点に:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF287A90Y3A820C2000000/

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