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「金田一号で行く三本陣巡り」参加レポート(1)

2014年10月18日に開催された「金田一号で行く三本陣巡り」に参加してきました。
金田一耕助が初めて登場した岡山が舞台の「本陣殺人事件」にちなみ、三つの本陣を、特別列車に乗車しながら巡るイベントです。
三本陣とは、岡山・広島の川辺本陣跡・矢掛本陣・神辺本陣のこと。

まず、岡山県清音駅の広場で受付。のどかな雰囲気です。

金田一耕助が初めて作品に登場した故事(?)にならって、清音駅前に移動。記念撮影後スタート。

まずは徒歩で川辺本陣跡を目指します。

町並みには、宿場町らしい雰囲気がそこかしこに。

さらに、岡田まちづくり推進協議会の皆さんによる、「本陣—」の場面再現を拝見できます。

こちらは、登場人物の1人白木静子が自動車事故を起こした場面。今まさに、交通事故の現場検証中。

原作の、くの字なりに曲がった街道の向こうで、とされる場所。ここで乗り合い自動車が電柱に乗り上げたとなっています。

少し進むと前方から、旧本陣の当主・一柳賢蔵氏が人力車に揺られて登場。原作通りの洋装で、背筋を伸ばした姿勢。人力車がかわいい。

この方が2日後、新婚初夜に死体で発見されるわけですね。

川辺本陣は現在残っていないため、跡地である歯科医院さんの前で当時をしのびます。

下の写真は次の仕込みに走る、イベント司会の金田一さん(笑)。やっぱり走る姿が似合います。
よく見ると金田一さんの脇に座っている人が…

重要登場人物「三本指の男」です!

リアルな現地の方によるお芝居なので、街の人が突然フラッシュモブをはじめるような、ドキドキ感があります。

次の寸劇の舞台は「三本指の男」が道を聞いたとされる角の煙草屋。
現在のくしろやさんは煙草の他に新米も売ってます。宅急便も出せます。

登場人物の台詞を拡声器で拾う金田一さんの図。微笑ましすぎる。

「一柳さんのところに行け」と、何度も何度もグイグイ道案内するおかみさん。この親切心が後々えらい伏線につながるわけです。いいお芝居でした。

ここで、徒歩からバスに切り替え。バスのピストン送迎待ちの間、くしろ屋さんの隣、艮御崎神社を参拝。現代の金田一こと、研究家・網本先生の解説を拝聴。

ここは「車井戸はなぜ軋る」の舞台になったのではないか、と言われている神社です。

井原鉄道川辺宿駅に到着。
地元テレビの有名人が取材にきていました。地元の方にうかがうと「リンだRINだ」という自転車旅番組なのだとか。

こちらがこれから乗る特別列車金田一号。

その(2)に続きます。

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